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2011年4月22日

2011年4月22日 (金)

歴史の転換:東日本大震災に関する情報量

2011/4/22
雑草との格闘が始まった。まだ、雑草と格闘しているような状況では良農からはほど遠い。本日から『警戒区域』が実施される。日経(url=http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819691E0E3E2E2E08DE0E3E2E6E0E2E3E39C9CEAE2E2E2;2011/4/21 19:33 (2011/4/22 1:03更新))は、「原発半径20キロ圏内、きょうから警戒区域 周辺9市町村 計画的避難区域は詳細発表へ 」というタイトルで、『福島県内の9市町村は22日午前0時、東京電力福島第1原子力発電所から半径20キロメートル圏を災害対策基本法に基づく「警戒区域」に設定した。21日に菅直人首相が福島県知事と関係市町村長に設定を指示した。』と報じた。

該当地域の住民の声がラジオ、テレビから流されている。悲痛の極みだ。住みたいところから追い出される。自分の故郷で生きることは自分の命と同じである。それを、政権は狂人が銃を乱射する如く、権力を振り回し、何の納得できる説明もなく、住民を追い出してしまう。これ以上の人権侵害があるだろうか。チェルノブイリ原発の立入禁止区域は鳥獣の天国になっているとの事だ。住民は25年も、また今後も地獄の苦しみを味わう。政府は、チェルノブイリ原発事故のような最終的なシナリオを描くならば、それを公表すべきである。住民は、何の情報もなく、自己をあきらめ・なぐさめることすらもできない。当局は、住民の地獄の苦しみを感じているのか。知ると感じるは別物だ。

ふと、宮沢賢治の「雨にも負けず」を思い出した。青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/45630_23908.html)から引用する。
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〔雨ニモマケズ〕
宮澤賢治

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼仏
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩

*******************************************
電波時計の福島の長波電波標準局再稼働のうれしいニュースがあった。これに対しては、現役時代にISOの仕事をして標準とトレーサビリティの重要性を学んだので以下の記事を書いていた。
http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/04/post-5238.html


asahi.com(url=http://www.asahi.com/business/update/0421/TKY201104210424.html;2011年4月21日20時46分)は、「電波時計が復活 福島県の送信所、無人のまま再開」というタイトルで、「東京電力福島第一原発の事故の影響で、東日本を中心にできなくなっていた電波時計の時刻合わせ機能が21日、およそ40日ぶりに復活した。時刻合わせに使う電波を出す送信所が、原発20キロ圏内にあるため職員が避難し、電波が止まっていたが、送信を再開した。~。送信所を運営する情報通信研究機構の職員ら計10人が21日、防護服を着て送信所に入り、機械のスイッチを入れた。」と報じていた。

水晶時計でも、長期的には誤差が蓄積してしまう。現在では世界が同じ時刻を共有している。これは生活の表面からはほとんど見えない。しかし、この共通の時刻という目盛りを通して全ての情報の生起・消滅等が正確に特定されるのである。そういう意味で、東北関東大震災という最初の1ヶ月間福島の電波標準が停止していた事は歴史に残すべき禍根であったと思う。正確な時刻が刻印されたデータを集積して解析すれば貴重な情報を引き出すことができる。そのデータをシミュレーションにかければ、見えない部分も見えてくる。原発爆発もスローモーションで再現できる。

追記:情報通信研究機構のホームページで「おおたかどや山標準電波送信所では、福島第一原子力発電所の周辺地域を対象に避難指示が出されたことを受け、標準電波の送信を3月12日19時46分から停止していましたが、必要な措置を実施し、4月21日13時54分に暫定的に送信を再開しました」と報じていた。情報通信研究機構の職員は国家公務員かそれに準じる身分ではないか。何の保護も受けていない一般住民にならって、「避難指示が出されたことを受け」という理由で現場を放棄したようで今もなんとも後味が悪い。こういう事こそ、マニュアルに明記して再発防止を図ってもらいた。国の標準を維持するミッションは危険な原発事故現場で働く自衛隊員、消防隊員等と何ら変わるはずはないと思うが。

昨日の天気

TAVE= 11.4
TMAX= 14.8
TMIN= 7.6
DIFF= 7.2
WMAX= 3.7
SUNS= 6
RAIN= 0

歴史の転換:東日本大震災に関する情報量

東北地方太平洋沖地震による地震、津波、福島原発の事故という三重苦の災害は日本の歴史の転換の契機になることに間違いはないだろう。地震発生から一月と十日を経て、ビッグバンのように膨大な情報が発生したと思う。その一瞬の情報量をGoogle検索のヒット件数で探ってみた。

2011/4/21 8:54~
東北地方太平洋沖地震:約 112,000,000 件
東日本大震災:約 149,000,000 件
東北関東大震災:約 4,460,000 件
福島原発 放射能:約 10,200,000 件
福島原発被害:約 8,740,000 件

その他、思い付くまま以下の各キーワードで検索してそのヒット件数を降順に並べてみた。この数値はGoogleの検索エンジンに依存しているので何を意味しているかコメントは不可能だ。だだ、数値でそのキーワードを思い起こす参考にはなろう。

Google検索(2011/4/21):キーワード ヒット

件数

ケンスウ

東日本大震災 水: 59500000
東日本大震災 携帯: 42800000
東日本大震災 食料: 35200000
東日本大震災 電話: 33700000
東日本大震災 交通: 22300000
東日本大震災 停電: 16000000
東日本大震災 被災者:   14600000
東日本大震災 義援金: 14000000
東日本大震災 津波:  13600000
東日本大震災 寄付: 9710000
東日本大震災 ガソリン: 7670000
東日本大震災 火災: 3000000
東日本大震災 救助: 2510000
東日本大震災 安否: 2090000
東日本大震災 飲料水: 1460000
東日本大震災 家屋倒壊: 277000

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:母

歌題=母:

■痛む膝 さすりつつ思ふ 母さんと 同じ痛みか もう聞けぬなり 91 黛 凡恵

亡くなってから聞いておきたかった事が次々に思い起こされる。膝の痛みさえそうなのかとうなずく。

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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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