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2011年5月28日

2011年5月28日 (土)

老人の寝言:風評被害の元凶は一体どこにあるのか

2011/5/26
昨日は深夜~早朝にかけて雨。しばらく天気が崩れるとの予報であったが、関東地方も梅雨入りしたとの事だ。昨年の梅雨入りは6月14日で、平年の梅雨入りの6/8より遅かった。今年は逆に早い梅雨入りだ。昨朝はカッコーが鳴いた。今、コジュケイが鳴いたので思い出した。鳥の声も日中になると生活雑音の中に埋もれてしまう。WIN MEのパソコンをしばらく使っているとフリーズしてしまう。ディスクのクリーンアップをすると何とかフリーズが減るようだ。「Temporary Internet Files」が溜まって、使えるディスクスペースが減るのが一因のようだ。TASK機能でパソコンの起動時に「DISKLEANER」を実行させて様子を見る事にした。

福島原発1号機の臨界問題で、海水注水が55分停止したと大騒ぎになった後で、実は福島第一原子力発電所所長が注水を続行していたと報じられている。東京電力が今まで公表した内容と異なる内容である。もう一度経過を振り返ろうと、東京電力ホームページを覗いたら、3~4月の原子力プラントパラメータ等は探したが見つからなかった。こっそり隠してしまったのか。政府筋は、火の粉が東京電力側に飛んで、実質安全側の操作が行われていたと胸をなで下ろした所であろう。東京電力は今回公表した内容が正しければ、以前に公表した内容は正しくない。言い換えれば事実を捏造隠蔽した事になる。同様に、以前に公表した内容が正しければ、今回公表した内容は正しくない。要するに二律相反で、重大な論理的、倫理的矛盾に陥っているのである。これは、単に東京電力だけの問題ではないだろう。言葉が余りにも軽くなってしまったのが日本の現状だ。口先だけで、その場(戦場)をくぐり抜ければ勝ちだという意識自体がいやしく見えてしまう。

昨日の天気

TAVE= 17.6
TMAX= 19.8
TMIN= 15.6
DIFF= 4.2
WMAX= 3.6
SUNS= 0
RAIN= 6.5

老人の寝言:風評被害の元凶は一体どこにあるのか

終戦まで色々な軍事技術が研究されていたようだ。今日、その技術をルーツに高度に発達した技術がある。原爆や原子力潜水艦のルーツから原子炉が生まれたのもその流れであろう。核保有国の核兵器の独占と核拡散の防止も際どいバランスの上にしかない。レーダーも軍事技術から発展した。VHF電波が光のような性質と持つことから日本でも戦前はレーダーの研究が行われていたようだ。そのレーダーの電波を最終的に送受する装置がアンテナである。

「八木・宇田アンテナ;url=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%9C%A8%E3%83%BB%E5%AE%87%E7%94%B0%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A#.E6.AD.B4.E5.8F.B2;(最終更新 2011年4月16日 (土) 09:36 )」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「このアンテナが発明される発端は当時八木、宇田が所属した東北帝国大学工学部電気工学科で行われていた実験にあった。実験中に電流計の針が異常な振れ方をするので原因を探求したところ、実験系の近くに置かれた金属棒の位置が関係していることが突き止められた。ここからこのアンテナの基本となる原理が発見され、1926年に八木の出願により特許権を得た[1]。教授の八木の指導の下で当時八木研究室にいた講師の宇田が実用化のための研究に取り組み、1928年に八木・宇田の連名で論文が出された。しかし国内外の特許出願が八木の単独名で出されたため、日本国外の人々には“Yagi antenna”として知られることとなる。後述するように日本では日本国外からの情報により八木・宇田アンテナが注目されるようになった経緯もあって、日本国内でも八木アンテナとの名称が広まった。後年、事情を知る人達が宇田の功績も称えるべきであり「八木・宇田アンテナ」と呼ぶべきと主張し[2]最近の学術書などでは八木・宇田アンテナと記述されている[3]。」と述べられている。

上記WIKIPEDIAの後半には、この八木・宇田アンテナが軍用に使われた事が述べられている。レーダー用にその指向性の良さで採用され、実戦で使われた。ところで、戦闘機の方は攻撃前に敵にレーダーで捕捉されてしまうと危険な状況になる。そこで、レーダー電波を攪乱するようにアルミの裁断片をばらまいて姿をくらます事も研究されたようだ。これはステルス機の発想に通じるだろう。ステルス機はレーダー電波を吸収するので存在を隠す事が出来る。逆転の発想だ。

最近、風評被害という言葉を頻繁に聞く。Googleで検索語を入力するとその候補が出てくるのにはびっくりした。そこで風評まで入れた時点で、ポップアップした言葉を以下に列記する。

風評被害
風評とは
風評被害 損害賠償
風評被害 群馬
風評被害 英語
風評 意味
風評被害 意味
風評被害 野菜
風評被害シリーズ
風評被害 福島
福島 風評

Googleはコンピュータで検索要求の頻度統計を取ってその候補を並べているのだろうか。逆に「風評 社会心理学」で検索すると、風評の生じる原因等が解説されている。要するに、風評の背景には正しい情報を持たない人間(情報の受け手)と情報を発信する側の人間(情報の送り手)バトルの存在を感じる。現代はその情報も雨霰の如く電波でシャワー以上に降り注いでいる。その情報を信じて行動するか否かで損得が生じてしまう。情報の発信側はその存在を隠し受け手からの攻撃を避けようとする。電波(情報)は出すが、そのアンテナ本体は知らせない方を選ぶ。情報自体も発信側の意図に応じて変調される。情報の受信側はその意味を解釈する。結局、情報の受信側は、自ら発信できる能力は乏しいのだから、受動的に、その情報を無視するか損をしない方を選ぶ行動をとる。こんな事を考えると、まさに国民は日々情報戦に直面しているように見える。ゲーム理論や暗号理論にも通じる事態が生じている。その一面は世論調査に反映されるかも知れないが本当はもっと深いところに影響が及んでいるのが実態ではないか。情報に対する疑心暗鬼だ。巨大企業は巨大な広告宣伝費をかけてブランドイメージの維持向上に努めている。それが、評価しうる行動と実績に対応していれば何ら非難の対象にはならないだろう。放射能で実害を与えた被害者への損害賠償の支払いは当然免れることはできないだろう。それならば、風評被害の被害者は救われないのか。被害に関して、適時適正な情報が与えられれば、損害が生じない又は損害が大幅に低減できるという条件が揃っているのに、その情報を与えないで、損害を発生させたとなると責任は免れないのではないか。国民を攪乱するように発信された情報が、空中にばらまかれたアルミ箔のように反射して結果的にはその情報の発信元を逆照射してしまったのか。当局は国民は風評に惑わされるなと宣うが、余りにもお節介過ぎないか。何らの情報や防衛手段を持たない国民は君子危うきに近寄らずという黄金律にやむを得ず従っているだけなのだ。風評被害云々と騒ぐ当局が風評被害を振りまいているのが実態ではないか。風評被害の元凶を特定することは困難かもしれない。しかし、今後問題となる損害賠償で、東京電力の役員が負うべき経営責任は避けて通れないのではないか。何兆円とも分からない巨額の損害賠償を支払う責任を会社に負わせた責任は重大である。風評被害を含めればその損害額は超巨大になる。巨大企業といえども最終的には人間が組織を動かしているのである。その立場にあるトップの言行は何よりも重いのである。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:孫との旅

歌題=孫との旅:

■老ひてなほ なりはひの帯 成人式の 若きにこたへ  結ぶしあはせ 103 横山 志げ

和服を着こなす基本は帯の結び方にあるのか。帯の技術の確かさを感じる歌。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)