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2011年11月12日

2011年11月12日 (土)

文化と文明雑感:Pay-It-Forward-Culture と「恩送り」

2011/11/12
昨日は終日雨。雨量もまとまって多かった。宅内でデジカメデータの整理等で過ごす。一度、HDDが満杯になるので、CD-ROMに焼いて保管していた。そうすると宝の持ち腐れになってしまう。古いパソコンから追い出された数ギガのHDDをUSB HDDに改造してデジカメデータバンクにしたが、もう一杯になりそうだ。最近では2TBのHDDが1万円を割っている。16GBのUSBメモリーも1千円台。物欲は際限ないが、自分が持っている有限の資源を極限まで使ってみるのも面白い。11/11総理はTPP交渉参加を表明した。本日、上毛新聞朝刊の一面に予定稿がドカンと踊っているが何となくうら寂しい。野田政権は東日本大震災からの復興を最大課題と口では言うが、東北地方はTPPに大反対をしてる。これほど矛盾し、反対の多い政策を独断専行するのも最高権力者の特権と誤解しているのだろか。

芥川龍之介の侏儒の言葉(http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/158_15132.html)に、
「軍人は小児に近いものである。英雄らしい身振を喜んだり、所謂光栄を好んだりするのは今更此処に云う必要はない。」、「この故に軍人の誇りとするものは必ず小児の玩具に似ている。」とある。政治家は軍人以上に偉いのだ。最近の与党歴代総理もこの美酒に酔って、身を崩してしまった。二度あることは三度あるという格言は正しいのか。国家の最大の政策課題を小児の玩具にしてはならない。

2011/11/11の天気

TAVE= 11.0
TMAX= 12
TMIN= 10.3
DIFF= 1.7
WMAX= 2
SUNS= 0
RAIN= 25.5

最低気温(℃)  10.0  00:08
最高気温(℃)  12.0  24:00

文化と文明雑感:Pay-It-Forward-Culture と「恩送り」

最近、「挑戦せよ:元技術者でエンジェル投資家の平強氏のブログ」を訪問したら、Pay-It-Forward-Culture について述べていた(http://tsuyoshitaira.com/?p=509)。話題はやはり、S.Jobsについて。ついでだが、この記事の前の「起業家必読の書:徳田虎雄著 『母の力』」も印象深い(http://tsuyoshitaira.com/?p=494)。S.Jobsが駆け出しの頃、物心で支援してくれた人物にIntel 創立者、Dr. Robert Noyce 、hp社の創業者Hewlett さんについて述べていた。自分が学生の頃だったか、出世払い云々と言いつつ自分に対する支援を前向きにとらえていた先輩がいた。ともかく、技術者といえ、駆け出しの頃は、金も協力者も、信用も十分ではない。起業をする時は支援者が必要になる。堀江貴文氏が起業するときは元彼女の父親が出資したと同氏の本にあった。物心で何らかの支援を受ければそのお返しが必要なのは世界の常識。Pay-ItのItとは物心の支援。その支援をしてくれた人に返すのがPay-Back。Pay-It-Forwardとは自分が受けた支援(恩)を自分と同じような立場の人、他者に支払うこと。アメリカでもこのような文化がある。むしろ、日本より盛んなようである。利他の精神。

「恩送り;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%A9%E9%80%81%E3%82%8A;(最終更新 2010年1月24日 (日) 18:18 )」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「恩送り(おんおくり)とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ること[1]。「恩」とは、めぐみ、いつくしみのこと[2]。」、「また、「恩送り」と意味が相当程度に重なる別の表現が古くから日本人にはしっかり定着している。『情けは人の為ならず』というものである。」とある。

最近、地域出身のF先生の講演時の質問で、日本より外国の方が災害の時の寄付やボランティア活動では積極的な場合も見られると回答していたのが印象に残っている。要するに、外国でも困ったときは助け合うのはお互い様という道徳観があるようだ。『情けは人の為ならず』を裏から読むとPay-Backを暗に期待しているようにも感じる。こういう習性も社会が安定しているから、銭金勘定で済むためなのだろうか。ともかくPay-It-Forwardという考え方を少しは理解できた。どうも、日本の恩義等はWETで古風な印象があるが、Pay-It-Forwardという考え方も納得できるので共通する部分があるのだろう。

昔は、よその子供を叱ったり、お世話をしたりされたりと、お互い様という感覚があった。当然助けたり、助けられたりもお互い様。Pay-It-Forwardを実践するにもそれなりの蓄えが必要だ。もう一つ、GIVE AND TAKEも必要。支援を受ける人は支援を与える人に何をGIVEできるか。それは夢かもしれない。自分が実現出来ない夢の実現にチャレンジする人を支える、それがメンターの文化だろうか。

MENTOR=an experienced person who gives help and advice to someone with less experience

メンターとは訳しにくい単語だ。師匠という訳語もある。上記、英英辞典の「gives help and advice 」という所がポイントなのだろう。財界の長老も、最近はお強請りばかりだ。

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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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  • 項目のタイトル2
    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
  • TYPE LIST事始め
    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)