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2011年12月17日

2011年12月17日 (土)

老人の寝言:延々と無駄金を飲み込む原発というブラックホール

2011/12/17
昨日は晴れ。夕方には雲かかった。用事で外出。店ではジングルベル等の曲が流れてなんとなくせわしさを感じてしまう。アメリカではクリスマス商戦が小売業の売り上げに占める比率が高い。クリスマスまで残すは1週間余。アメリカでのクリスマス商戦も楽観できる状況ではなさそうだ。昨日は福島原発事の冷温停止が宣言され、ロードマップのステップ2を達成したと首相が記者会見で述べた。

2011/12/16の天気

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老人の寝言:延々と無駄金を飲み込む原発というブラックホール

壊れて底が抜けた原子炉に冷温停止等というのはばかげているというのが大方の専門家の見解のようだ。海外メディアも早速、福島原発事の冷温停止宣言について批評を流しているようだ。政府や当局の下心は完全に読まれている。日本のメディアも腹はちらりとしか見せないが面従しているようだ。

日経新聞は、「首相、原子炉「冷温停止状態」 廃炉に最長40年 福島第1原発 ;url=http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819481E3E4E2E1E68DE3E4E3E0E0E2E3E39F9FEAE2E2E2;bm=96958A9C93819595E3E4E2E2808DE3E4E3E0E0E2E3E39F9FEAE2E2E2(2011/12/16 21:10)」というタイトルで、「政府は16日、東京電力福島第1原子力発電所の事故収束に向けた工程表の第2段階(ステップ2)の完了を確認した。野田佳彦首相は記者会見で「原子炉が冷温停止状態に達し、発電所の事故そのものは収束に至った」と宣言。ただ「冷温停止状態」は、原子炉圧力容器内に燃料が閉じ込められ、水につかっている前提で使う通常の「冷温停止」の定義とは異なり、住民帰還のメドも立たない。廃炉には最長40年必要で、実態としての事故収束にはなお長い時間がかかる。 政府、東電が4月に作成した工程表は安定冷却までをステップ1、冷温停止状態までをステップ2とし、事故収束を目指してきた。ステップ1は7月に達成。ステップ2は来年1月の目標を1カ月前倒しで到達した、としている。 首相は本部長を務める原子力災害対策本部の会合後の記者会見で「闘いが終わったわけではない。廃炉に至るまで息を抜かず努力する」とも語った。除染作業の人員を来年4月をメドに3万人以上確保し、来年度予算案を含め1兆円超の費用を用意する考えを示した。」と報じた。

福島原発事故では壊れた原子炉を冷却するため日々注水し、日々放射能汚染水を生産している。更に建屋に地下水が流入し、この放射能汚染水も猛烈な勢いで日々増量している。そうして、この放射能汚染水の処理や保管にも抜本的な対策が整っていないようだ。薄めて生みに流すような案が出されたが、漁民の猛烈な反対に引っ込めたようだが、切羽詰まったらどうなることか。尻まくりして押し切るのではないか。

本当のハードルの高さをさておいて、目先のハードルを下げて、それを繰り上げ突破したというのは、まさに自画自賛に過ぎない。それにしても、廃炉まで何十年とかかる。それにかかる費用が何兆円かも予想がつかない。その原発が50基以上ある。事故が無くてもこれらの原子炉は老朽化で寿命を迎える。適正な保守をすれば寿命は無限だという説明もあるが、余りにも素人を馬鹿にした暴言ではないか。問題なのは、国民が汗水流して支払った血税が、何の生産的な的な効果を生まない事業に次々と飲み込まれてしまうことだ。国民の豊かさなどもう夢にさえみる事が出来なくなる。国民の精神的な活力も萎えてしまう。同時に原子力事業者は国におんぶにだっこで、モラールも崩壊し国家の寄生虫に堕してしまう。すでにその兆候が出ていないだろうか。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)