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2012年8月8日

2012年8月 8日 (水)

読みかじりの記:星降る夜のパソコン情話 中村正三郎 著 (1996年 株式会社ビレッジセンター出版局)

2012年8月8日水曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 35.7 13:43 。またも猛暑日。かみさんから高温注意報が出ているからと禁足令が出る。雨が降ったから水くれも不要だろうと言う。宅内で残務整理。廃品回収業者が古い農機を目当てにやってくる。昔の農機は、個人で買うには余りにも高価だったので、同じ作物を作る者数人が出資して共同購入をした。ゴボウを掘るトレンチャーという機械がもう2~30年ほど前から休眠している。ゴボウ栽培は長続きせずに、いつの間にか全員撤退。健在の出資者やその後継者から処分を任されているが、捨てきれない。

2012年8月7日の天気

TAVE= 29.3
TMAX= 35.3 最高気温(℃) 35.7 13:43
TMIN= 23.9 最低気温(℃) 23.6 01:31
DIFF= 11.4
WMAX= 5.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.8(北) 16:56
SUNS= 12.9
RAIN= 0




読みかじりの記:星降る夜のパソコン情話 中村正三郎 著 (1996年 株式会社ビレッジセンター出版局)

日本のパソコン普及の前史として、コンピュータキットの販売があった。その後、コンピュータキットを箱に入れたようなマイコン時代になったが、価格も高く各社各様の仕様で、ガラパゴス状態となった。ゲーム器メーカーもコンピュータに参入。国内家電メーカーが相乗りしたMSXも、一時のブームの後収束した。パソコンもゲーム用、汎用、ビジネス用と分化。

本書が扱うテーマは、パソコンがようやく一般に普及を始めた頃のパソコン事情である。MAC OSの他社ライセンスの話題なども出てくる。豊富な話題がてんこ盛りの本で、当時の事情を懐かしむには最適な本だろう。パソコンの可能性にチャレンジして、いろいろな試みが行われたが、結局ユーザーの支持が得られなかった試みは消えていったようだ。そういう点で、本書は何が消え、何が残ったかをひっそり楽しむには最適だ。

かつて、DOS時代はIBM互換機に近いと言われた東芝のノートPCダイナブック等を主に使っていた。文書作成は、VZエディターを使用。その流れで、ウィンドウ版のWZエディターを今も使っている。追記:VZエディターにはファイル操作が出来るファイラー機能があったのでこれを便利に使用していた。

「VZ Editor。http://ja.wikipedia.org/wiki/VZ_Editor。(最終更新 2012年5月26日 (土) 12:35 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「[編集] 概要:愛知県の名古屋工業大学出身のプログラマ、兵藤 嘉彦(ひょうどう よしひこ、c.mos)がアセンブラで記述し、1989年5月に株式会社ビレッジセンターから発売した。兵藤が設計したエディタ「EZ98(EZ Editor)」を基に[1]、兵藤が自ら改良・機能強化を施し、改称して出荷した。フロッピーディスクには、実行プログラムの他、アセンブラのソースコードも同梱されていた。 当時、ビレッジセンターは、アメリカフリーソフトウェア、シェアウェアの店を営業しており[2]、英語ソフトウェアの日本の機種への移植製品や、GNUなどのフリーソフトウェア関連製品の販売をしていた。そう言った経緯があり、開発者である兵藤の名が前面に出るといったユニークな販売スタイルとなった[3]。 1992年頃のVer.1.5の対応機種はPC-9801シリーズとその互換機用に東芝のJ-3100シリーズ、AXマシン用が添付、そのほかにDOS/Vマシン、日本IBMのPS/55シリーズ用を別途用意していた[4]。」

本書が、株式会社ビレッジセンターから出版されたのも、当時の雰囲気を反映しているのではないかと思う。この記事もWZ エディターで書いているが、そのバージョンを調べると、3.00Dと出た。著作権表示は1995-1997、株式会社ビレッジセンターとあり、本書の出版時期に重なる。思えば、WZ エディターも長寿ソフトの部類だろう。

「WZ EDITOR。http://ja.wikipedia.org/wiki/WZ_EDITOR(最終更新 2012年2月10日 (金) 13:05 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「WZ EDITOR(ダブルゼット エディタ)は、山口 敏郎(やまぐち としろう、TY)が開発し、株式会社WZソフトウェアが販売するWindows用テキストエディタである。 1995年6月、株式会社ビレッジセンターよりバージョン1.0が発売された。 C言語の文法によく似たTX-Cと呼ばれるマクロ言語を実装しており、柔軟なカスタマイズが可能である。 通常のテキストファイルの編集だけでなく、C言語のプログラムファイル、HTMLファイル、縦書きや体裁文書など、様々な文書ファイルを作成できる。また、カスタマイズをすることにより、独自のファイルフォーマットのファイルの編集を行うことが可能である。 1988年発売のMS-DOS用テキストエディタ「VZ Editor」から2003年10月発売の「WZ EDITOR 5.0」までを販売してきた株式会社ビレッジセンターは、2008年4月に株式会社WZソフトウェアに対して「WZ EDITOR」関連事業を移譲し、2008年11月末に会社を解散した。「WZ EDITOR 5.0」はバージョン5.03が最終版となった。」

パソコンも基本的には、機械語の命令で動く機械に過ぎない。その命令書がソフトになるわけだが、命令書はアルファベット文字と数字等のわずかな字数で構成される。このわずかな文字でコンピュータという機械を、更にはインターネットというヴァーチャルな世界を支配しようという意欲は何か日本人に不足している才能のように見える。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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