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2013年1月4日

2013年1月 4日 (金)

会社生活断面記:日本電産へのホールIC売り込み

2013年1月4日金曜日
昨日は曇り一時晴れ。最高気温(℃) 7.6 00:09 。日中は5℃以下と寒い。ざっそう句:初仕事 庭にぽっこり モグラ塚。聖護院ダイコンを収穫。落雷で壊れたパソコンからHDDを取り出して単体チェック。カランコロンと異音。データ救出はあきらめた。情報化時代を牽引したパソコンの歴史も長くなった。当然、パソコンの頭脳部のCPUの使用量は増大したが、その周辺機の数量はパソコン以上に多く作られている。FDD、HDD、CD-ROM、DVDetcと情報記録デバイスの進歩もめざましい。これれらの装置を影で支えているのがモーターである。

2013年1月3日の天気(AMEDAS)

TAVE= 2.8
TMAX= 6.5 最高気温(℃) 7.6 00:09
TMIN= -0.8 最低気温(℃) -1.1 23:57
DIFF= 7.3
WMAX= 6.4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 14.0(西北西) 02:22
SUNS= 2.2
RAIN= 0

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会社生活断面記:日本電産へのホールIC売り込み

現役時代の前半は、カラーTVの高周波系の集積回路の開発に従事した。その後、産業用集積回路の開発部門へ異動になった。業務分野しては、民生用以外何でも良いという雰囲気であった。当時としては、民生が主力で、産業用の比重は低かった。開発技術者としては、新しい分野の開発にチャレンジするのが運命でもある。パソコンの初期は、FDも5インチと大きく、オプションの外付けがほとんどであったが、3.5インチFDはパソコンへ標準搭載となって行った。FDに使えるICとして、磁気センサーデバイスである、ホールICを開発する事になった。開発が終わり、拡販の段階で、代理店から出張の依頼があった。モーターメーカーの日本電産への売り込みであった。

日本電産のホームページ(http://www.nidec.com/ja-JP/corporate/about/history/all/1970/)の沿革によると、「社員4名、小さなプレハブ小屋から日本電産はスタートしました。
」とある。1973年(昭和48年)の創立である。1975年(昭和50年)2月 に 京都府亀岡市に亀岡工場を新設。訪問したのはこの 亀岡工場だったと思う。多分1980年代の中頃だったと思う。面談したのは、HDD用のモーター開発の技術者。ホールICの仕様を渡し、話し合う内に、HDD用としては難しそうだという雰囲気を感じた。FDならどうかと思ったが、技術者の関心はHDDにしかなかった。目標はIBMのHDDに採用される事だと語った。デカイ話だったが、素直にその話が聞けた。本気なんだとその心意気に共感を覚えた。当時の事を考えれば、無謀のように思われるかもしれないが。

帰り際に、社長語録か社員心得が印刷された名刺ほどの緑色の薄い冊子を頂いた。猛烈、高い理想等々がスローガンになっていたと記憶している。それを、事務机の引き出しの片隅に大切にとっておいた置いた事がある。たった一度だけのの訪問だったが、沿革にあるように、「世界一になる!」という迫力を感じた訪問だった。代理店の担当者が、帰りの車内で、実はこういう話があるんですよと言った。日本電産の社長が、ライバル会社が夜間煌々と電灯をつけて残業しているのに、うちの会社はもう消灯しているのかとただしたら、今は夜食を食べているところで、これから続きをするのですという返事があったので無事だったとか。猛烈の上を行く逸話であるが、振り返ると最初に描いた理想が、現在では実現されているのも事実であろう。経営者の理想や能力に基づいた有言実行が社員を鼓舞し業績を伸ばすのもまた事実であろう。コンピュータのケースを開けると、幾つものモーターやファンが搭載されているのが分かる。それを見ているとついつい昔の事を思い出してしまう。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)