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2014年3月30日

2014年3月30日 (日)

ハトよ 鳴いておくれ:「下植木ネギサミット in興陽高校」を垣間見る

2014年3月30日(日)
昨日は曇り時々曇り。最高気温(℃) 23.9 14:18。最低気温(℃) 6.9 05:29。ざっそう句:さあ接ぎ木 樹液が動き キもそぞろ。落葉果樹の接ぎ木シーズン到来。まだ風邪が抜けきらないが、午前中下準備、午後接ぎ木作業。昨年接ぎ木した蜂谷柿の枝一本を穂木として使った。今回は、接ぎ木道具が、倒伏したパイプハウスの下にあるので、身近にある道具を使った。2㎝位の釘で穂木を打ち付けて固定。荒っぽく、豪快な作業もあった。太い台木に接ぐには便利だ。ダメモト精神で行っているので気分は楽だ。

モンシロチョウが一匹飛んでいた。

プロパンガスの安全点検員が来て、ボンベとレンジをチェック。大きな地震の時ガスを遮断するためバルブが閉じるが、その閉じ方について質問した。実は、ガスを使っていない時に地震があった場合、バルブは閉じず復帰させる必要はないと聞いた事があったのだ。実際は、規定以上の振動をセンサーが捕らえればバルブが閉じるのが正解だとの事。ご本人がガスボンベを、なにかにぶつけてガスボンベを閉じさせた経験もあるとのことで納得。各種データ管理は某F社のタブレットPCのような物を使っていた。判子を押した上に、このタブレットPCのタッチパネルからサイン入力を求められた。普通の早さで手書きしたが文字が出ない。少しゆっくりと指を動かすと文字が出た。その作業が終わると、薄っぺらなプリンターから検査終了:異常なしの通知書が出てきた。このポータブルプリンターは最近採用になったとか。それまでは手書きだったそうだ。IT技術が意外なところで活用されてるのを実感した。 

2014年3月29日の天気(AMEDAS)

TAVE= 15.3 NO DATA
TMAX= 22.9 最高気温(℃) 23.9 14:18
TMIN= 7.3 最低気温(℃) 6.9 05:29
DIFF= 15.6
WMAX= 3.1 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.2(南東) 15:38
SUNS= 5.3 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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ハトよ 鳴いておくれ:「下植木ネギサミット in興陽高校」を垣間見る

先日、「ハトよ 鳴いておくれ:愛しき古里:下植木ネギの新レシピNHK-TVで放映!(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2014/03/nhk-tv-d999.html)。(2014年3月11日(火) )」とい記事を書いた。

その記事が、当ブログの第9位にランキングされた。記事を書いてから、「下植木ネギサミット in興陽高校」とタイトルが書かれた、サミット時の配付資料を頂いた。全9ページに、各種資料が満載されていた。これを元に、「下植木ネギサミット in興陽高校」を垣間見ることにしよう。尚、『下植木ネギの保存と普及』という項目が特に興陽高校らしく、農業的な内容の濃い部分だが割愛。

「下植木ネギサミット」の概要は、既に興陽高校のホームページに掲載されていた(http://www.koyo-hs.gsn.ed.jp/h25negisummit/negi_summit.htm)。

資料の目次をみると;1.下植木ネギサミット実施要領、2.参加者名簿、3.視聴覚室座席表、5.興陽高校生による下植木ネギプロジェクト発表要旨、6.東京農業大学による下植木ネギ発表要旨、興陽高校生考案の下植木ネギを活用した料理のレシピで構成されている。

今までの農業では、農家の仕事は生産した作物を、市場や業者に出荷するまでが多かった。自分も農家の倅だが、それだけではどうなのかと、青年期になって悩みに悩んで、脱農業の進路を選んだ。数年早く生まれていれば、農業高校へ進んでいただろう。というより、進まざるを得なかったろう。

就職して、技術者となり半導体の製品開発に従事したが、時代は分業が進み、農業のように生きた実物と格闘することすらできなかった。回路というのは一種の抽象的な存在だ。目的はある機能をさせる電子部品だが、それを直接自分で作れない。作っている所も、なかなか見られない。子供に親がしている仕事を見せる事もできない。休日出勤の時、子供を連れて実験室を見せようかと考えたこともあったが、それもできなかった。このような現実は今でもあるのではないか。

一方、自分は親の背中はいやというほど見てきた。今でも、お前の親父は仕事が早かったが、お前さんは親父にはかなわね~と言われる。ともかく時代は変わった。現在、農業高校で学んでいる学生は、主体性と夢を持って、日々活動しているのではないか。最近では、農業の6次産業化が注目を集めている。生産した物を自分で販売する事でいろいろな世界が見えてくる。現役時代は、開発した商品の販売のためメーカーをまわった事がある。顧客の要望を聞けるので次の商品開発につながるのだ。

さあ、下植木ネギができた。現在では、生産量が少なく、ほとんど市場に出ずに、消費者の元に届けられると聞いた。売り手市場だ。ところが、注文が沢山入っても、現状ではすぐに対応するのも難しそうだ。半導体製品では、美味しい市場はすぐに参入が増え、値崩れを起こしていた。市場規模か全然違うのだから同列に並べるのはそもそも無理だろうが。

ここで、興陽高校生考案の下植木ネギを活用した料理のレシピを上記資料より引用する。 ○ネギとサーモンとホウレン草のキッシュ、○ネギの味噌かつ、○ネギローピン、○ネギラザニア、○ネギとコンビーフのたまご包み、○ネギマカロン、○下植木ネギとチーズのケーク・サレ、○ネギのチーズ揚げ、○ネギとベーコンのキッシュ。

「読みかじりの記:市長のひとりごと 清水聖義 著 (2002年 上毛新聞社)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/09/2002-bffd.html)。(2011/9/30)」の記事の中に、学生時代の思い出を、「自分が学生の頃、日本人は、セールス・プレゼンテーションが下手である、諸君は自分を売り出すことの重要性を覚らなければならないと教えてくれた先生がいた。畔上道雄教授で、先生は趣味の方面でも多彩であった。売り出すとは、独自性、自己表現にも通じる。セールス・プレゼンテーションの重要性を教えてくれた先生は他にはいなかったように思う。」と書いた。

見方によれば、「下植木ネギサミット in興陽高校」も大きなプレゼンテーションの一つととれるだろう。やはり、どんなに優秀な素材があっても、それが世の中に埋もれていては路傍の石と同じだ。これは、夢かもしれないが、このサミットで、伊勢崎市、下植木、興陽高校の株も上がるのではないか。

我が家の、下仁田ネギも、冬は葉を落としてみすぼらしい姿になっていたが、ここにきて伸び始めた。もう葱坊主がでそうだ。

先日、資料をくれた人が来て、続報を教えてくれた。NHKで放映されたのか、九州の方とか遠方から注文があるのだそうだ。もうネギの季節でもないのに。買う方はなにもわかちゃいねんだから。そんな事をつぶやきながら発送したそうだ。

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)