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2015年8月8日

2015年8月 8日 (土)

田舎老人徒然草:そこにある墓は何を語っているのか(PART2);酷暑来て 何を語らん 我が祖霊。1508。

2015年8月8日(土)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 39.0 15:52。最低気温(℃) 27.2 05:36。ざっそう句;酷暑来て 何を語らん 我が祖霊。もうじきお盆になり、古里への帰郷ラシュとなる。丁度敗戦後70年の節目の年であり、ご先祖様と対話・交流する良い機会だ。もう戦争はこりごりだというのが偽りの無い国民感情ではないか。戦後70年安倍談話の基礎となる報告書が提出された。戦後50と60年に首相談話が発表された。今回の戦後70年安倍談話も、前首相の談話という資産があって意味を成すのではないか。内容的にはかなり広範な内容を含むので、この内容から談話を組み立てる事は相当困難だろう。当然、談話の下書きもあるのだろう。談話が矛なら報告書は盾に相当するだろう。だが、談話が出てから、あちこちから批判が上がっても、その答えは報告書にあるというような説明はできない。戦後70年安倍談話が報告書のように膨大では何をアピールしたいのか読む方が疲れるだけだろう。有識者という代書屋に下書きを任せても自分の名前で出す以上それなりの覚悟が要るだろう。戦後70年安倍談話は政府の基本的外交文書として意味があるのであり、首相の個人的心情の吐露で終われば、歴史的にはほとんど価値を持たないだろう。その点、閣議決定無しで出すという構想自体、最初から目的の無いパフォーマンス程度にしか取られかねないだろう。この点は閣議決定をするというニュースが流れている。戦後70年安倍談話の内容はまだ確定していないようだが、出した談話が現首相や後の首相、ひいては日本の今後の外交の障害になるような結果になると、出すのに落ちたという結果になる恐れも無いわけでは無いだろう。日本が、終戦から今までに積み重ねた貴重な外交資産をどぶに捨てることになる事が心配だ。仮に出された談話により、日本が積み上げてきた世界からの信頼を失い、その信頼を回復するのに数十年かかるようでは、その責任は重大である。発表に至るまでの経過を見ると、指導力とビジョンが気になる。この世に、代書屋が書いたラブレターを喜ぶ女性も今では珍しいのではないか。先人が築いてきた実績をひっくり返して、二番煎じで満足するには、余りにも重い課題ではないか。近くの墓地に、日清戦争で戦死した青年の立派な墓標がある。その墓標は何を語っているのか。

2015年8月7日の天気(AMEDAS)

TAVE= 31.9 NO DATA
TMAX= 38.7 最高気温(℃) 39.0 15:52
TMIN= 27.2 最低気温(℃) 27.2 05:36
DIFF= 11.5 NO DATA
WMAX= 4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.3(東) 19:41
SUNS= 10.9 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA


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田舎老人徒然草:そこにある墓は何を語っているのか(PART2)

先日、超老人モードで外出したとき、かなり大きな墓に出会った。実は、時々見ている墓なのだが、誰の墓か調べた事が無かった。たまたま気が向いたのでその墓の墓誌を少し読んだ。現在、参議院で審議されている安保関連法制案の行く末を思うと、ついつい戦死者の事を思い浮かべてしまうのだ。戦争の雰囲気は、死を美化する事から忍び寄ってくるのではないか。

Iob_hakasensisya
「田舎老人徒然草:そこにある墓は何を語っているのか(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/11/post-1c0f.html)。(2013年11月19日 (火))」(この記事へのリンク

今、日本では、不条理な死が非常に多くなっており、その死がいかにも軽々しく扱われたり・感じられているように思う。このような死の諸相が、まかり間違うと、戦争に向かうのではないかと危惧するのである。NHKのテレビドラマに、軍隊調の怒鳴り散らしがいかに多い事か。

先日見た墓も、立派な戦死者の墓であった。墓石の表面には「□□君之墓」というように、軍人らしくない表記になっている分、被葬者が思いやられる。裏面には、墓誌が書かれているが、本人の人柄、入隊した師団・連隊、死亡理由等が記されていた。敵弾が貫通して死亡。29歳。死亡したのが明治28年らしく、WEB調査では、日清戦争の年代に重なる。墓域も建立者も一家の物では無く、地域で戦死者の墓を建立したようだ。地域を背負って行く、有為な人材を戦争で失った事が分かる。

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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
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    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
  • TYPE LIST事始め
    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)