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2018年1月29日

2018年1月29日 (月)

スーパーエンジニア(改題):技術 回顧と展望:昨年(2017)問題になった特別採用の裏表?大昔の土壇場対策の回顧;朝寒に 山川偉人 浮かび立つ。180129。

2018年1月29日(月)
昨日は曇り時々晴れ。ざっそう句;朝寒に 山川偉人 浮かび立つ。冬としては早起きをして、先ず水道水で洗面。鏡には赤い顔が映っていた。予定の用事外出。用事も無事終わって、スーパーのイートインで軽い夕食。オレが外出する時は、時間が勿体ないので、どっしりと腰を下ろして飯を食う気になれない。特に、アキハバラに行くと、店を回るのが最優先。だが、歩き食いもみっともないので、立ち食いそばが定番だった。人に目立たぬ場合に、空腹しのぎで歩き食いをするには、某Yパンの小さなあんパン数個の袋入りが最適だ。人が居なそうな所を見計らって、口に放り込み、ひたすら歩くのだ。かくて昨日のプチ外出も無事終わった。スーパーのイートインでの品定めはかみさんに任せた。オレ流の歩き食いをさせた罪滅ぼしかな。予想外に歩いて、上毛カルタの世界を満喫できた一日ではあった。帰宅すると、地域のお不動様のお札が配られていた。今日はお不動様の祭典かと思いつつ、出かけたのであった。お蔭で、夜もぐっすりと眠れた。たまたま、調べると不動明王(酉年の守り本尊)のマントラ・真言は、「 ノウマク・サマンダ・バザラダン・センダマカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン」。そうして、犬年の今年は、阿弥陀如来(犬・亥年の守り本尊)のマントラ:「オン・アミリタ・テイゼイ・カラウン」。当地区の不動尊祭典は何時頃始まったのかは不明であるが、現在まで絶える事無く続いている。

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2010/1/17

スーパーエンジニア(改題):技術 回顧と展望:昨年(2017)問題になった特別採用の裏表?大昔の土壇場対策の回顧

昨年、日本製鋼所で発覚した、検査結果を捏造して、仕様書・納品規格書の規定に合致しない製品を顧客に出荷した問題は、各方面に飛び火して、日本が誇る製造技術への信頼性を揺るがした。特に、金属原料・材料製品は、用途が広く、その納入先に、原発、航空機、鉄道等、安心安全に関係する企業が含まれていた事が、その問題の深刻さを見せつけた。

また、自動車の出荷段階での検査を、長期間行わないのに、検査を行ったとという書類を偽造して出荷した例が、日産自動車、スバルで発覚した。このような、何も知らない最終顧客を欺く、製造業者の不正が、当然のように行われている現実に、日本の製造の核心部分で、たがが緩んでいるのではないかという印象を持つ人が多いのかも知れない。このような、現状に遭遇すると、何となく、技術者であった自分の過去も告白したくなる。

当BLOGは、技術者としての失敗の記録集のようなもので、既にその賞味期限は過ぎている。日本の技術者を特徴付ける呼び方に、スーパーエンジニアというのがあった。そこで、思い出したのが、下記の記事だ。それを再読し、手入れをて、もう少し改善しよう。「カイゼン」も日本の技術風土を表現している言葉かも知れない。要するに、自分流の見方では、余り当てにならない努力かも知れない。

Googleでキーワード「特採OR改竄OR捏造OR検査」を検索(https://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&num=20&lr=lang_ja&q=%E7%89%B9%E6%8E%A1OR%E6%94%B9%E7%AB%84OR%E6%8D%8F%E9%80%A0OR%E6%A4%9C%E6%9F%BB)。(このKWで検索

日本ではエンジニアという呼び方より技術者と呼ばれる事が多いので、エンジニアにスーパーという形容を付けたスーパーエンジニアという言葉は一般にはあまり聞き慣れない言葉であろう。本当の意味で格段に秀でた技術者をスーパーエンジニアと呼ぶ事もあるようだが、エンジニアの領域外まではみ出して仕事をする技術者をスーパーエンジニアと言う事もあるようだ。時には、我々はスーパーエンジニアだからなーと苦笑することもあった。

安倍首相が働き方改革とか叫んで騒いでいるが、そんなパフォーマンスを行うより、まとまな技術者を養成すべしというというのが、現実のカイゼンテンではないか。要するに、資格、権限、能力、賃金、処遇等を当たり前に規定して、当たり前に実行すれば、それだけで、労働者・勤労者の意識も変わり、アウトプットも質量も向上するのは目に見えている。これは、どんなピンキリの職場にも当てはまるのだ。

現実は、ナアナアで、裏から手を回した物が得をするという、闇経済と同じような暗黙のルールが支配しているのが、諸悪の根源ではないか。

欧米ではエンジニア地位は一般の作業者と異なり測定等の作業はエンジニアが指示するようだ。半導体生産の初期には、需要が生産に追いつかない場合等は生産ラインで半導体の選別を工員と一緒にした事もあった。率先垂範という意味なのか職場のトップクラスの役職者までが同じラインに並んで作業をしていたのを思い出す。実は、従業員を休日出勤させるのが出費となるので、管理職を工程作業に投入したり、挙げ句の果ては、管理職の上役までが、工程で単純作用をするのを見て、最早言う事無しであった。同じような事は、現在も行われていそうだ。

売れる物を売るのは当たり前。選別品を再選別して良品を探したり、スペックダウンして特殊規格で出荷した事もあった。特殊規格品は一般品と区別するためパッケージ等にマーキングする場合が多い。その選別やマーキングもやった記憶がある。この段階になると、特採に近くなる。ともかく、部品のデリバリーがきつくなり、工程が止まると予想される場合は、顧客の営業までが、工場まで乗り込み、製品が仕上がるのを待っているというような事もあった。

これは、顧客のクレームで行う場合だけでなく、顧客の工程不良の対策で顧客が頼み込んで行った場合もあった。客先ではクレームで叱られ頭をさげたら、実はこんな不満があるからと新製品開発のアイデアを出してくれた技術者もいた。その製品を開発した事により新しい信頼関係に発展した事もあった。その製品は、給湯器等に使うマイコン周辺回路であった。不良の発生しやすいブロックを一つのICに集積すれば、工程不良の対策だけでも合理化が出来る例ではあった。

そんな訳で、市場調査、企画、設計開発、製造、販売、ユーザフォロー、クレーム処理、信頼性等色々な仕事を直接・間接的に体験した。技術者が営業部門でセールスエンジニアとして活躍する場合もあった。自分も、開発部門に籍を置いて、営業部門で顧客回りを体験した事があった。

やはり、半導体という得体の知れない商品を売るためには半導体事業の特質を理解していることが販売に不可欠であったからであろう。多分、半導体関係の仕事に従事した技術者の中には幅広い仕事を否応なく体験したエンジニアが多くいたのではないかと思う。

見方によれば、日本のスーパーエンジニアは、工程で工員の単純作業もこなす、スーパー管理職と同じような境遇で、本来のプロとして、技術の最前線にも立てずに、やがて使い捨てにされる運命を背負っているのだろうか。一方、名門企業のスーパーエンジニアはどんな活躍をしているのか知りたい所だ。優秀な人材を獲得しても、偽の検査合格書を発行したり、色々な現場を踏んだ末にやはり、使い捨てにされるのか。

現役時代に、特別採用で助けられた経験は幾つかある。

「技術 回顧と展望:赤紙をもらって量産ラインに直行した頃(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/06/24-b1a1.html)。(2012年6月24日 (日))」(この記事へのリンク)この記事は、社内の工程不良に関しての記憶だ。社内規格と社外規格は、相関で決めていたが、その相関が取れない事もあった。測定器が故障した事もあった。自動測定器も、内作をしていた時代があった。

「赤紙をもらって工場へ(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2009/05/post-45e6.html)。(2009年5月 7日 (木))」(この記事へのリンク)この記事は、自動測定器に使うリレーSWの信頼性に関してのもの。

既に忘れかけているが、顧客の製造ラインで起きたトラブルの例を思い出した。顧客は、某H社の東海工場だったと思う。当時は、輸出の花形であるVTRを作っていた。そのVTRに使われた集積回路で、工程不良が出て、大問題になった。エンドユーザは北米だったらしい。客先で、問題を起こしたら、ビジネスを失うという危機感があった。さあ、お宅はどうしてくれるかという話になった。不良症状は、高温で起こると言う事で、ついに、集積回路をホットプレートに載せて、熱々の状態にして、測定にかけた。これで、何とかピンチは切り抜けたが、火傷をするような熱さで、特性の保証をする規格も無かった。ともかく、エンドユーザを最優先に、セット製造企業と部品納入企業が連携して、修羅場を切り抜けることができた。

上記の例を特採と判断すべきかは微妙ではあるが、問題点を共有して、お互い譲り合って、目先の問題解決が出来た事から、品質に懸念がある集積回路を合意した検査規格で出荷したので、何もせずに書類の作成で済ませたよりは、合理的で問題解決になったと思う。マクロ的には、北米市場の顧客を失わずに済んだと思う。だが、ある人が言った。あの石を採用した技術者は、非常に苦しい立場にいただろうと。

工程の検査の中で、異常が発見できれば、その影響は最小限に防止出来る可能性はある。だが、特採が、見えざる瑕疵として製品に仕組まれ、長期間経てから、問題が発覚する可能性は完全にゼロとは言えない。特採品を使ったメーカーは、比較的短期間に、最終製品の品質に問題は無いとコメントした例を見聞した。何を根拠としてその判断が出たのかは、知る由も無い。やはり、印影まで偽造した品質文書は疑って見るのが正常な判断だろう。

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2010/1/17

スーパーエンジニア

日本ではエンジニアという呼び方より技術者と呼ばれる事が多いので、エンジニアにスーパ

ーという形容を付けたスーパーエンジニアという言葉は一般にはあまり聞き慣れない言葉で

あろう。本当の意味で格段に秀でた技術者をスーパーエンジニアと呼ぶ事もあるようだが、エ

ンジニアの領域外まではみ出して仕事をする技術者をスーパーエンジニアと言う事もあるよう

だ。時には、我々はスーパーエンジニアだからなーと苦笑することもあった。欧米ではエンジ

ニア地位は一般の作業者と異なり測定等の作業はエンジニアが指示するようだ。半導体生

産の初期には、需要が生産に追いつかない場合等は生産ラインで半導体の選別を工員と一

緒にした事もあった。率先垂範という意味なのか職場のトップクラスの役職者までが同じライ

ンに並んで作業をしていたのを思い出す。売れる物を売るのは当たり前。選別品を再選別し

て良品を探したり、スペックダウンして特殊規格で出荷した事もあった。特殊規格品は一般

品と区別するためパッケージ等にマーキングする場合が多い。その選別やマーキングもやっ

た記憶がある。これは、顧客のクレームで行う場合だけでなく、顧客の工程不良の対策で顧

客が頼み込んで行った場合もあった。客先ではクレームで叱られ頭をさげたら、実はこんな

不満があるからと新製品開発のアイデアを出してくれた技術者もいた。その製品を開発した

事により新しい信頼関係に発展した事もあった。そんな訳で、市場調査、企画、設計開発、

製造、販売、ユーザフォロー、クレーム処理、信頼性等色々な仕事を直接・間接的に体験し

た。技術者が営業部門でセールスエンジニアとして活躍する場合もあった。やはり、半導体と

いう得体の知れない商品を売るためには半導体事業の特質を理解していることが販売に不

可欠であったからであろう。多分、半導体関係の仕事に従事した技術者の中には幅広い仕

事を否応なく体験したエンジニアが多くいたのではないかと思う。

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2018年01月28日 伊勢崎(イセサキ) AMEDASへのリンク


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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)