いもりの迷信

2009/6/1

いもりの迷信

幼少の頃はよく魚獲りをした。魚ではないが当時は細い流れの緩い水路にいもりが棲息して

いた。動きは緩慢であるが腹が赤いので気味が悪い。いもりに咬まれると雷が鳴るまで離さ

ないという迷信らしい話が子供達の間にあった。このような迷信は、ある種の蛇を指差すと指

が腐るとか、ミミズに小便をかけると云々というように思い出すといろいろあった。これも、何

かの記憶と関係しているのであろうが迷信自体が消えかけているので絶滅危惧文化と言え

なくはないだろう。ともかくこのような迷信も無用な殺生を抑制させたり、生物をいといおしむ

気持ちを育てる効果はあったと思う。