02A3_古代の地域(上野国佐位郡)

02A3_古代の地域(上野国佐位郡)

自分が住んでいる地域の古代の姿を想像する事は地域の未来を想像する事に通じる。その間隔が長ければ長いほど遠くが見えるように感じる。(2010/12/31)

1.上植木廃寺の礎石
上植木廃寺遺跡の周辺は人家があり、現在は説明板があるのみである。幸いそのちょっと西方にお馬の親子の悲話を記念して建てられたお馬の親子の碑の一角に、上植木廃寺の7個の礎石が展示されている。石仏としてはかなり古い建長仏もある。この地域に仏教という当時としては最新の文化が栄えたことを語ってくれる。このお馬の親子の実話に感動した郷土史家の星野正明氏はその話を読み物として発表し各方面から大きな反響があったとの事である。そこで、この話を後世に残すためにお馬の親子の碑を建てる事に奔走したそうだ。建てる場所も一転、二転したようだが、最終的にはその馬の飼い主の土地に決まった。また、その碑を建てるために柏井建設の初代オーナーが協力してくれたとの事だ。伊勢崎に来て事業が順調になってきたので、祖先を顕彰する事業のために資金を蓄えてきたが、その費用をこのにお馬の親子の碑の建立のために振り向けてくれたのだそうだ。
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2.丸塚山古墳からみた360度パノラマ風景
古墳頂上から展望した風景を一枚のパノラマ写真に合成した(下記の聴講記参照)。
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M_PANORAMA_F.jpgをダウンロード (大画像はこちら)

この丸塚山古墳の西方に上植木廃寺遺跡、南方に三軒屋遺跡がある。

三軒屋遺跡の発掘に関して行われた講演会の聴講記:
http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/11/post-3f1a.html