04B_10年未だし生垣作り
最初は父が畑と道路の境界にシュロや珊瑚樹を植えた。それから、椿等の花木も加わり段々生垣らしくなってきた。雑多の樹木が植えられている混ぜ垣というのが実状だ。父から生垣を引き継いで既に十数年。未だ迷い、行く末も見えないが、ほどほどの苦労とほどほどの楽しみがあるのも事実。今後、この生垣の維持管理も大変になる。気長に今後の対策等を考えたい。
(1)植栽されている品種
(A)樹木:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/09/post-1506.html
ユキヤナギが黄葉して、椿の蕾が膨らんできた。中央の裸木は多分ひこばえを移植した山茱萸。親株が台風で倒れてしまったが、ここでその子孫が生きている。根本に植栽しているのはリュウノヒゲ。<2010/12/22>
(B)花、グランドカバー:オニユリ、小菊、リュウノヒゲ。
(2)混ぜ垣の効用・評価等
○季節感、安心感、実用性。
○風よけ、目隠し、進入防止、美観、趣味、手入れ。
○防風、風切り効果:西側に田畑があり、生垣の防風効果はかなりある。
○ブロック塀より初期費用がかからない。
○地震の時転倒の可能性が少ない。
○車の衝突⇒ブロック塀より衝撃が少なくより安全。
(3)課題等
○棕櫚:樹齢40~50年程度で樹高が高くなりすぎて防風効果は高いが手入れが困難になった。
⇒脚立、高枝切りで作業(危険)⇒切る? 腐りにくい、燃えにくい⇒処分も困る。
○ユキヤナギ:春先の白い花はきれいだが、成長すると道路側に小枝が伸びて障害となる。こまめに手入れするか縮伐するか。株別れして根が絡み合うので堀上も大変。
○成長速度:樹種によるが、手入れ等の点では樹勢は弱め程度が管理しやすい。
○高木化:高木になる樹種は要注意。電線、電話線との接触。
縮伐実験:樹高が高くなったチャボヒバ(左:樹齢⇒切り口の年輪を調べる予定)を脚立で手入れが出来る程度の高さ(右)に切りつめてみた。枝の高さは道路側を高くして、切り口を隠す。切り口はペイントを塗布してレジ袋で覆う(2010/11)。樹形は数年かけて作る。頂部が復元できるかは古い枝の発芽能力が決め手。コノテヒバの場合は発芽能力がつよいようで可能性があると思う。
縮伐1年目(右):上部の小枝が少し伸びたが横方向が伸びていない。
○篠:生垣の植栽が無く途切れた部分に意識的に残して生垣として利用していた。⇒畑側に進入。他の樹種に変更。
○ゴミの集積:レジ袋、肥料袋、紙類等⇒風に飛ばされてきて生垣で止まる。空き缶、空き瓶、コンビニ食のポイ捨て等⇒ブロック塀より捨てやすい(音がしない、見えにくい等々)?
(4)長期的計画
○第一ステップ:計画性もなく樹木を植えて、ほぼ10年程度で樹間のすき間が無くなり生垣らしい形ができたが、課題も多い。すき間がある部分はすき間が植栽で埋まるまで、竹で垣根を作っていた。竹垣は風情があるが寿命は5年程度か。手間もかかる。
○第二ステップ:維持管理の低減化、刈払機対応を進める。グランドカバー、低木の活用⇒庭の改造と連携(庭の不要樹の移植)。
(5)2011春の生け垣(2011/4/19:DSC=4/10)
(6)2012:懸案だったシュロを切る
関連記事:10年未だし生垣作り、半端道楽:懸案だったシュロを切る(左:切る前、右:切った後);http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/01/10-92a7.html。