2010/7/15
雑草句録:竹ヤブ
■竹ヤブは竹の子だけで残りおり
マダケの竹の子が出るのが6月頃。これが毎年食卓に上がるのも天の恵みという以外にな
い。雨後の竹の子というコトバがあるが、成長が早い。この梅雨時に今まで根に蓄えてきた
栄養分を一気に成長に振り絞る。先ず伸びよというDNAの命令に忠実に従う。その竹の子
もようやく成長の限界を迎えるのが7月中の今頃である。この背の高さも根が支える能力で
決まるようだ。風が吹けば風圧も受ける。高さも合理的に決まっている。これから枝が出て、
葉が開き、光合成を始める。それを許せば竹藪はどんどん広がってしまう。竹藪を決まった
範囲に維持するためには竹藪の外に根を張らせてはならない。しかし、現実はそれが難し
い。竹藪の外に取り残して大きくなった竹の子を必死に切り倒す。