2010/9/10
雑草句録:黒あげは
■竹藪やひらりひらりと黒あげは
ちょっと薄暗い竹藪に黒アゲハが舞う姿は印象的であった。何を求めて舞っているのか。まだ黒アゲハが家のまわりにいたのかと認識を改めたりもした。
昨年はアシタバを播種して苗から育てた。大事なアシタバの苗の葉が無くなって呆然としていたが、よくみると大きな黒アゲハの幼虫がいた。黒アゲハの幼虫はアシタバを好むのではないかと思っている。生き残ったアシタバは今年花をつけそうな気配である。一~二年で枯れてしまうのは勿体ないが。
追記:昆虫エクスプローラで色々なアゲハチョウが検索できた。アゲハチョウに関しては幼虫と成虫の対応をとるのが難しい。アシタバに着いたアゲハの幼虫はキアゲハのものだったかもしれない。キアゲハはニンジンの葉等を食べるようだ。それではアシタバを食べる幼虫は?単にアゲハチョウと言っているのはナミアゲハの事なのか。ともかく、クロアゲハが薄暗い所を好むようだが、何故か?明暗という環境の中で外敵から身を守るためか。よく見ている訳ではないが、アゲハと思っているチョウのなかにやや黄色の濃いのがたまに混じっているので、これがキアゲハだったかもしれない。我が家にはクスノキがあり、アオスジアゲハが飛来するのは知っているが、しばらく出合っていなかった。最近、ちょっとだがそれを見た。クロアゲハも見た。アオスジアゲハとクロアゲハの飛翔性を比較するとやはりアオスジアゲハの機動力が勝るようだ。チョウは行動半径が広いのでどこからきたのかはっきりしないが、幼虫の育つ環境があることは確かだ。ついでにモンシロチョウについて。チョウでは一番ポピュラーで、かつては畑に多数舞っていたが、最近は心持ち少なくなっているように感じる。菜類を作る農家も減って、作る農家は防除を徹底するためなのだろうか。我が家のニラの花にも集まったが、そのニラも消滅しそうだ。