2010/10/25
雑草句録:牧牛
■牧牛は家に帰りて草青し
これは、夏場だけ育牛農家から牛を預かり、放牧する牧場の風景。牧場の牛は、秋には飼い主の所に帰り青草が牧場の一面を覆っていた。牛もこのような広い牧場で過ごせばストレスを感じずに済むのかもしれない。
しかし、最近はトレーサビリティというやかましい問題もある。いつか見た牛の耳には、その牛の個体認識を示すカードが取り付けられていた。これには牛もやりきれないのではないか。不届きな業者の尻拭いを罪もない牛がさせられている。目には目、歯には歯。偽装業者に耳鑑がつけられれば、牛も納得するだろうが。
トレーサビリティには狂牛病対策等への対応もあるようだが、プリオンが畜牛に感染するのは飼料を通してであろう。飼料のトレーサビリティはどうなっているのであろうか。