雑草句録:戦力外

2011/2/28
昨日はのどかな春のような天気。もう降霜も心配ないのか。昨年は3月9日に降雪があった。まだ油断できない。昨年の遅雪では、雪の重さで柑橘樹の枝が股裂きになってしまった。上部の枝は切り落とし軽くして枝同志を結束し、裂けた幹部は太い針金を巻き付けて固定した。その後約1年経過して、股裂き部分も癒合して何とか助かった。裂け目が乾燥しない内に処置したのがよかったのだと思う。図らずも、幹が1年でどの位生長するか、植物の生命力も実感できた。以下その写真。

Kaifuku_1_year

昨日の天気

TAVE= 8.2
TMAX= 15.1
TMIN= -0.9
DIFF= 16
WMAX= 3
SUNS= 9.4
RAIN= 0

雑草句録:戦力外

■春雪をじっとこらえる戦力外

もうこれ以上雪は降るまいと思えれば春雪も堪え忍べる。ところが、戦力外は人生の冬の始まりだ。

○難波津や田螺の蓋も冬ごもり     芭蕉

Google検索:約 100 件。この句に関しては伊藤 洋氏のホームページの芭蕉DBに興味ある記事があった。戦力外⇒冬というイメージの連鎖からこのホームページに来た。職業的俳諧師を志し大坂に進出した門弟の洒堂へ贈った句との事。幼少の頃はタニシをゆでて醤油で煮たりして食べた記憶がある。タニシは水田に棲息していたので、水のない冬はどうしているのかと何となく気になっていた。蓋をぴったりと閉めて寒さと乾燥に耐えたのだろう。芭蕉は冬の辛い時の戒めをこの句に込めたようだ。田舎の人物が都会に出て、そこで同門の人物と張り合う。芭蕉はその調停に大阪に向かいそこで客死したとはなんという因縁か。

■冬眠も死んだ真似さえ生きる知恵