技術 回顧と展望:エネルギーの自給自足は日本生き残りの唯一の道

2011/7/7
昨日も暑かった。AMEDAS最高気温(℃)=34.3  (13:13)。資源ごみ回収日。ざくろの実がふくらみ始めた。今年のような気象がザクロの結実には良いのだろうか。

WZエディターで入力中突然ATOKがMSIMEに乗っ取られた。WEBに「テキストサービスと日本語入力(WinXPの場合)で、MSIMEを削除してしまう荒技が最適です。Win2kだとキーボードのプロパティだったかな。ここまでしておかないと、ゾンビのようにしつこく蘇ってきます。」とあり、コントロールパネル→地域と言語のオプションよりMSIMEを削除。このえげつなさがビジネスの強さなのか。ブラウザはIEとFIREFOX を切り替えて使っている。

昨日の天気

TAVE= 27.9
TMAX= 33.2
TMIN= 22.4
DIFF= 10.8
WMAX= 5.6
SUNS= 8
RAIN= 0

ラジオで国会中継を聞き流していた。首相、夏風邪か声に張りがない。野党議員:「あんたは辞任するとは言っていない。」首相:「自分も辞任すると言ったつもりはない。」東北関東大震災という国難後4ヶ月近くなっているにつけても、極めて緊張感が感じられない国会審議に思われた。国会演説に関しては、戦前の齋藤議員の反軍演説を思い出した。戦前の日本にも、そういう議員がいたのかと感動を覚えた記憶がある。「反軍演説;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E8%BB%8D%E6%BC%94%E8%AA%AC;(最終更新 2011年6月19日 (日) 04:58 )」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「反軍演説(はんぐんえんぜつ)は、1940年(昭和15年)2月2日に帝国議会で衆議院本会議において立憲民政党の斎藤隆夫が行った演説。日中戦争(支那事変)に対する根本的な疑問と批判を提起して、演説した。この演説により、3月7日、斎藤は衆議院議員を除名された。この経緯は言論弾圧としても扱われる。なお、「支那事変処理を中心とした質問演説」や「支那事変処理に関する質問演説」を、一般的に「反軍演説」と称している。」とある。このような、気骨のある議員が身を賭して国会で質疑を行ったが、日本は戦争拡大に進んでしまった。WIKIPEDIA「斎藤隆夫」についてはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E9%9A%86%E5%A4%ABを参照。このような議員がいたから、日本の有史以来の国難と言われる敗戦から立ち直る事ができたのではないか。

47news(共同通信)は、「原発の汚染水浄化、また人為ミス 30%を3%と取り違え;url=http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011070101000323.html(2011/07/01 11:27   【共同通信】))」というタイトルで、「福島第1原発の汚染水浄化システムで6月30日に運転が自動停止した問題で、東京電力は1日、作業員が処理水タンクの水位の設定を誤ったことが原因だったと発表した。本来は容量の30%にすべきだった設定値を3%とした単純な人為ミスとみられる。運転は30日夜に再開、その後は正常に運転している。」と報じた。

昨日の「技術 回顧と展望:「1965年北アメリカ大停電」から何を学ぶか:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/07/1965-ff39.html」で、「1965年北アメリカ大停電」の発端が継電器のレベル設定ミスという人為的なミスにあると知った。数値の設定ミスというのは人間だから起こしやすい。しかし、東京電力の上記のミスはエアコンの温度設定というような再設定すれば済むという類ではないだろう。一度間違えば大きな事故に通じるのである。「単純な人為ミス」なので再設定で済ませたというのではお粗末すぎないか。例えば、試験運転の時設定値を3%、本格運転の時設定値を30%にするのであれば、本格運転の時は3%の設定値では、運転が出来ないように多重化した誤作動防止システムとすべきではないか。

技術 回顧と展望:エネルギーの自給自足は日本生き残りの唯一の道

南日本新聞社説は、「[都城式風力発電] 電力の自給自足に注目;url=http://373news.com/_column/syasetu.php?ym=201107&storyid=33421(7/2 付 ))」というタイトルで、「都城市の都城工業高等専門学校の技官らが開発した小型風力発電機が今年、モンゴルで現地生産されることになった。大草原の遊牧民に明かりのある暮らしをと、18年前に始まった民間主体の支援活動の成果である。 開発に当たっては、遊牧民が持ち運ぶことができて、安定して発電できる機能を追求した。発想の原点は電力の自給自足である。福島第1原発事故後に重要視され始めた電源の分散・多様化の考え方と重なる。有効な技術として注目したい。 「都城式モンゴル型」発電機は、直径20センチの本体につけた長さ70センチの翼3枚が回転して発電する。固定したコイルを、翼と連動した磁石で挟む構造で、コイルに鉄芯を使わずに抵抗を減らしたことが、風速1メートル程度の微風からの発電を可能にした。」と報じた。

最近は、ローカル情報に興味が出てきた。http://www.searchdesk.com/news.htmをその入り口に使っている。「都城式モンゴル型」発電機もその構造により、風力の利用範囲をかくだいして、蓄電池で出力を平準化する方式で実用性を高めている。ともかく、風という自然現象は気まぐれな要素が多いので、そのエネルギーを確実にとらえて、安定して取り出すという仕掛けが必要になる。電力の自給自足は使用電力の一部だけでも、停電の時のバックアップとして役立つだろう。ともかく自然エネルギーの空間密度は低いので、それを取り出すには面積や体積、装置の数が必要だ。記事にあるように、電源の分散・多様化は当面保険のような役割を担えるだろう。先ずは気楽に買える価格になれば良いと思う。技術の進歩で情報機器等は今後も消費電力化が進むだろう。今後期待が持てるだろう。