老人の寝言:今夏の計画停電は避けられたか。節電ブームは喉元過ぎて熱さを忘れる症候群で終わるのか。

2011/8/19
昨日は晴れ。猛暑日。ツゲ生け垣の縮伐2日目。午前と夕方。メダカ容器に発泡スチロール板を浮かせた。水温上昇防止兼隠れ家。紛状の餌を与えるとこの隠れ家からメダカが姿を現す。熱中症対策は梅干しドリンクで。ペットボトルに水と梅干しの果肉と塩少々を入れて振るだけ。ドカンという音が時々する。稲もようやくスズメ等が狙う食べ時になったのか。鳥脅しの音が聞こえてきた。

2011/8/18の天気

TAVE= 31.7
TMAX= 37.1
TMIN= 27.5
DIFF= 9.6
WMAX= 2.4
SUNS= 10.4
RAIN= 0

最高気温(℃) = 37.6  (15:31)

老人の寝言:今夏の計画停電は避けられたか。節電ブームは喉元過ぎて熱さを忘れる症候群で終わるのか。

東北地方太平洋沖地震直後のガソリン不足はもう過去のものになってしまったのか。今、車は街にあふれている。当時、市街のメインストリートを走る車の数がまばらになり、ガソリンスタンドは、長蛇の列となった。計画停電で懐中電灯や電池が逼迫して店頭から姿を消した。生活物資の過不足は実際に目の前で確認できる。ところが電気の過不足は見えない。それどころか電気は生産即消費、在庫がもてないという特殊な商品。競争というメカニズムがあれば、需要と供給のギャップを埋める力として作用する。ガソリンを節約しましょう、電池を節約しましょうという運動も節電運動のようにならない。節電運動も電気が見えない、停電の危機等色々な要素が重なって成り立っている。その深層にあるのが電力の独占。独占で潤うのは一部の人々に過ぎないのではないか。電力の自由化は日本経済の最も遅れた聖域でもある。敗戦直後は護送船団方式もそれなりの役割を果たしたろうが、すでにその体制も制度疲労が進んでいるのではないか。日本の電力は国際比較で安いのか高いのか。電力を自由化したとき安定供給は可能なのか。節電運動も電力のあり方を考えると奥が深い。

日経電子版は、「東電管内の電力使用率90.4%に 制限令後初の大台
気温上昇と東北電への融通で ;url=http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E3EAE2EA8A8DE3EAE2EAE0E2E3E38698E2E2E2E2(2011/8/18 19:16)」というタイトルで、「関東地方を猛暑が襲った18日、東京電力管内では同日午後に電力使用率(供給能力に対する最大需要の割合)が90.4%を記録した。朝方から気温が上昇したことに加え、電力不足が続く東北電力に対し午後のピーク時間帯に70万キロワットの電力融通を実施したため。使用率が90%を超えたのは7月1日の電力使用制限令発動後初めて。」と報じた。

url=http://www.tepco.co.jp/forecast/html/images/juyo-j.csvによると、「2011/8/18,14:15,4950」この「4950」万KWが5分毎の使用電力の最大値であった。予測値が5060万KWであり、実績は予測以下であった。言い換えると予測は厳しめな数値を出しているようだ。以下のグラフはurl=http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html#graph1からの引用。2011/8/18のピーク時供給力(5460万KW)で、今夏の上限値5500万KWに迫っている値だった。気温もお盆が一つのピーク。お盆が過ぎれば熱さも徐々に和らいで行く。計画停電の山場も越えつつあるだろう。気温データ等:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/00A_sankou_siryou.html

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