2012/1/4
昨日は晴れ。灌水。ミカン収穫。花水木の枝落とし。地上高1.5m程に切りつめて枯れるのを待ったが細い小枝が沢山出ていた。枯れる様子がないので小形のツルハシで枝を付け根から剥がすようにして除去した。切り株が残らないように枯れてからテコの原理で倒そうと思っている。根が腐るまで数年かかる。気長にやる意外にない。
2012/1/3の天気
TAVE= | 4.4 | |
TMAX= | 8.4 | 最高気温(℃) 9.6 12:25 |
TMIN= | 1.5 | 最低気温(℃) 1.4 07:06 |
DIFF= | 6.9 | |
WMAX= | 7.1 | 最大瞬間風速(m/s) 13.3(北北西) 14:50 |
SUNS= | 7.5 | |
RAIN= | 0 |
果樹を楽しむ:石地みかん
今までは余り実を付けなかったが今年は十数個収穫できた。品種が思い出せなかったが、植栽図を調べるとイシジと分かった。植えたのが2006年であった。余り樹勢は強くないが何とか実を付けた。苗は枡井農場から取り寄せたものだった。セトカもその時の仲間で昨年から実を付けた。品種名に馴染みがないのでこれから調べたい。味は「果汁の多少は中,甘味はやや高,酸味及び香気の多少は中」。「11月中下旬に成熟する温州みかん」との事だが育成地と異なるので特性が変わるかもしれない。
枡井農場については以下に記事を書いた。苗を植えて実が生るまで4~5年かかるのを改めて実感した。
桝井農場の果樹苗⇒。http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/09/post-355e.html
http://www.maff.go.jp/chushi/kohoshi/mag_newsletter/pdf/111111_34newletter.pdfによると「他の樹に比べて浮き皮果がなく味がよかった」、「「石地」は、既存品種に比べ収量が3割ほど少ないという難点があります。」とある。
実際に食べてみると収穫適期を過ぎたのか水分が少なかった。次回はもう少し早く収穫してみたい。
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石地は新品種として登録されている:http://www.hinsyu.maff.go.jp/gazette/touroku/contents/141touroku.html
1 品種登録の番号及び年月日 第8449号 平成12年11月7日
2 登録品種の属する農林水産植物の種類及び登録品種の名称
かんきつ 石地(いしじ)
3 登録品種の特性の概要
この品種は,「杉山温州」の中から発見された変異樹であり,果形が扁球,果実の重さが中,果皮色が濃橙の育成地(広島県安芸郡倉橋町)では11月中下旬に成熟する温州みかんである。
樹姿はやや直立,樹の大きさは中,樹勢は強である。枝梢の太さは太,節間長は長,とげの多少は少である。葉身の形は紡錘形,波状の程度は弱,大きさは小,葉身長及び葉身幅は中,網脈の鮮明度は明瞭である。翼葉の形は痕跡,葉柄の長さは短,太さは中である。花序の形成は単生,花(花蕾)の重さは重,花弁の形は紡錘形,長さ及び幅は中,色は白,数は5枚,花糸の分離の程度は一部合一,花粉の多少は少である。果実の形は扁球,果形指数は中,果頂部の形は平坦,放射条溝の有無は無,凹環の有無は不明瞭,果梗部の形は切平面,放射条溝の多少は少である。果心の充実度,大きさ及び果実の重さは中,果皮の色は濃橙,油胞の大きさ及び密度は中,凹凸は平,果面の粗滑はやや滑,果皮の厚さ及び果皮歩合は中,剥皮の難易は易である。じょうのう膜の硬さは軟,さじょうの形及び大きさは中,色は濃橙である。果汁の多少は中,甘味はやや高,酸味及び香気の多少は中,種子数は無,胚の数は多胚である。発芽期及び開花期は早,成熟期は中で育成地においては11月中下旬である。隔年結果性はやや高,浮き皮果の発生はかなり少,裂果の発生は無,貯蔵性は中である。
「南柑20号」と比較して,葉が小さいこと,果心の充実度が密であること,浮皮果の発生が少ないこと等で,「杉山温州」と比較して,葉が小さいこと,果心が小さいこと等で区別性が認められる。
4 育成者権の存続期間 25年
出願公表の年月日 平成11年2月1日
8 登録品種の育成の経過の概要
この品種は,昭和49年に育成者のほ場(広島県安芸郡倉橋町)において,41年から栽培していた「杉山温州」の中から変異樹を発見,以後,増殖を行いながら広島県安芸津地域農業改良普及センターの協力を得て特性の調査を継続し,平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
なお,出願時の名称は「石地温州」であった。
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