老人の寝言:日本の半導体はどこへ行く

2012/5/6(日)
昨日は晴れ。穏やかな晴天。夏日になった。外出。連続の雨天だったので行楽客が一斉に繰り出したようで渋滞に巻き込まれた。準備・調査不足で目的地に到着できずに終わった。方向を誤り想定外の経験が出来た。紛れ込んだ場所は土日、休日のみオープンだった。運が良かった事にする。毎日が月曜日の百姓が5月連休の車のラッシュを経験すると、こんなに多くの自動車があるのかと、井戸の中の蛙の如くびっくりする。安近短が庶民の選択。他県のナンバープレートを見て暇な人がいるな~と言うと、連休にしか動けないと天の声。そんなもんかな~。ともかく、安近短の家族サービスはできた。

2012/5/5(土)の天気

TAVE= 20.6
TMAX= 27.3 最高気温(℃)  27.7  16:09
TMIN= 15.3 最低気温(℃)  15.0  03:36
DIFF= 12
WMAX= 6.2 最大瞬間風速(m/s)   11.8(北西)  09:28
SUNS= 10.2
RAIN= 0

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老人の寝言:日本の半導体はどこへ行く

読みかじりの記(2012年4月18日 (水)):「わが 半導体 経営哲学 意志ある所、道あり」 川西 剛 著 (1997年 株式会社 工業調査会)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/04/1997-81e0.html)の記事でエルピーダメモリの再建について書いた。交渉相手として検討された東芝、韓国勢、中国勢をしのいで、米マイクロンが買収する方向になったようだ。

YOMIURI ONLINEは、「エルピーダを2千億円で買収へ…米マイクロン;url=http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120504-OYT1T00842.htm(2012年5月5日09時26分  読売新聞)」というタイトルで、「4日の入札で最も有利な条件を提示し、エルピーダ側が高く評価した。今年2月の破綻前から包括提携を目指していた日米連合がようやく実現し、DRAM市場の占有率で2位に浮上、サムスン電子など韓国勢に対抗する。」と報じた。

米マイクロンはかつては日米半導体戦争で苦境にたたされていたような記憶がある。それがどのようにして立ち直り、今日のように日本の有力な半導体メーカーを傘下におさめることが出来るようになったのか興味があるところだ。やはりメモリーの専業メーカーとして技術力だけでなく、生産力、経営力等々あらゆる点で勝ってきたという事だろうか。

東京電力福島原発事故で、日本の原子力産業の技術力というのが、残念ながら見えなかった。まだ、日本の原子力技術は米国の技術の物まね段階のように見えてしまったが、半導体は、最初は米国から技術導入された部分は多いが、日本は世界の先端を走っているように思えた。たかが、産業のねじ・釘にすぎないかも知れないが、日本の半導体産業が弱体化する事は日本全体の産業が弱体方向に向かっているようで、何となく侘びしさを感じる。更に、日本の原子力産業が、原子炉の廃炉という非生産的な方面で今後数十年生き延びて行くという事にも、技術者の夢が描けないように思う。魅力や夢を失った産業には優秀な技術者は集まらないだろう。