日々農天気:ひねた「ときなし人参」のタネ蒔き

2012年8月4日土曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 36.1 13:54 。猛暑日・熱帯夜。満月や チャリ漕ぐ影に 虫の声。東の空に満月が明るく光る。月の光で出来た、自分が漕いでいる自転車の影を見たのは初めてのように感じる。苗に灌水。もらった種から育った、桔梗の苗が10㎝ほどになったので圃場に移植。ひねた「ときなし人参」のタネをまいた。用事外出。野菜や花の種、球根を少し買う。ひねた「ときなし人参」のタネはいつか蒔くつもりで買ったのをまき忘れたもの。当然保証外となる。

2012年8月3日の天気

TAVE= 29.6
TMAX= 35 最高気温(℃) 36.1 13:54
TMIN= 25 最低気温(℃) 25.0 04:10
DIFF= 10
WMAX= 4.1 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.5(東南東) 17:22
SUNS= 8.5
RAIN= 0

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日々農天気:ひねた「ときなし人参」のタネ蒔き

「ときなし人参」なら、いつでも蒔けるだろうと種子を買い置きするとつい蒔きそびれてしまう。今回蒔いた種子のタネ袋の日付が消えかけていつの物かはっきり分からない。08とあるので、2008年の種かもしれない。袋はアルミ箔加工があったので、その分種子の劣化は防げたのかもしれない。発芽率低下防止にアルミ箔加工してあっても、数年間時々陽が当たる場所にあったので、相当のストレスを受けている筈だ。保証発芽率が75%程度だったか。おまけに、人参種子は発芽に光が必要とか。カラカラの、土煙が立つ、暑い時期なので、種まき環境も最悪。ダメモト精神で、発芽すれば儲け物。

蒔くスペースだけ、耕起地均しして、バラ蒔き。その上に篩で軽く土をかけ、カンレイシャを二重にかけた。それから灌水。

「種子 発芽 ホルモン」でGoogle検索すると、「劣悪環境に応答する植物ホルモン「アブシジン酸」の応答経路を解明-植物の環境ストレス耐性の制御機構が明らかに-(http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2009/090922/image/090922.pdf)。」(発表:2009 年9 月22 日 独立行政法人理化学研究所 独立行政法人科学技術振興機構 国立大学法人東京大学)の記事に、「「アブシジン酸(ABA)※1」は、植物の耐乾燥性、耐塩性、耐冷性などの環境ストレス耐性を制御するだけでなく、病虫害への抵抗性などにも関与しています。さらに、種子成熟や発芽、成長、老化など植物のあらゆる生育段階に影響を持つ極めて重要なホルモンです。今回、ABA のシグナル伝達経路を解明したことで、ABA の作用を人為的に制御するための基盤を築き上げることができました。将来的には、干ばつ・塩害・冷害などに耐性を持つ作物の開発、種子の安定性向上や穂発芽※6 の抑制など、さまざまな応用が期待できます。本研究に用いた分析手法は、JST 戦略的創造研究推進事業 個人型」とあった。

植物の発芽は、その時がくるまでじっと我慢するという、進化の中で獲得した遺伝的機能(DNA)に従って進む。「じっと我慢する」している間に、細胞は最低のエネルギーで生存している。その細胞が死んでしまえば発芽しないのだろう。ともかく、少しでも発芽してくれれば、植物の神秘やど根性ぶりを体感できるだろう。