科学ニュースに独り言:iPS細胞の作成とノーベル賞

2012年10月9日火曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 12.3 06:12 。寒さの方が気になる。体育の日にふさわしい好天。ざっそう句:朗報に 心乱れる ノーベル賞。一昨日に続いてタマリュウ改植。今回の区画にはドクダミが密生。一面タマリュウの絨毯にするのが目標だが前途多難。宅配で東北産の旬のサンマをいただき、朝食に食べる。NHKラジオ第一を聞き流しながら作業。アンチエージングで有名?な医者が出演。丸ごと食、ゴボウ茶等々聞いて面白かった。丸ごと食といえば、今朝のサンマも、頭と尻尾を除いて全て食べた。貧中豊ありか。放送中、今日はノーベル賞の発表があるので、関係者は御留意をと言うような一言が流れた。夕食後にTVで京大の山中伸弥教授にノーベル賞というニュースが流れた。

2012年10月8日の天気(AMEDAS)

TAVE= 18.2
TMAX= 22.9 最高気温(℃) 23.8 13:43
TMIN= 13.3 最低気温(℃) 12.3 06:12
DIFF= 9.6
WMAX= 4.3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.0(東南東) 18:29
SUNS= 10.3
RAIN= 0

Q
Q

科学ニュースに独り言:iPS細胞の作成とノーベル賞

先日、iPS細胞から作られた卵子を用いて、子のマウスを誕生させたニュースが目を引いた。高等生物の生殖方式は有性生殖が多い。なぜ有性生殖なのか色々説があるが、種の保存に有利に働くからという説明が説得力がある。ともかく、有性生殖する生物の個体は精子と卵子が合体後は、細胞分裂を繰り返しながら、個体を作り上げて行く。分裂した細胞には、その役割が与えられ、元の精子や卵子に戻れない仕組みがある。いわば、細胞が変化する流れは一方通行なのだというのが、今までの科学の常識だった。

ところが、今回のノーベル医学・生理学賞の対象は、体を作る細胞に手を加えると、その細胞から、種々の細胞、卵子や精子さえも作る事が出来るという科学的な発見と、その技術を応用すると医学に役立つという医学分野への貢献(技術的な発明)にある。ノーベル物理学賞では「ヒッグス粒子を発見」が取りざたされているが、巨大化した科学の現場で、誰が本当の発見者になるのか、誰がノーベル賞受賞者になるのかの判定が難しそうだ。医学の現場でも同じような事が起こっているのだろうか。

ヒト卵子を生殖医療に使う事は倫理的な見地から厳しい制限が加えられている。研究用にヒト卵子を多数採種する事を想像するだけでそれが実感できる。同様に、他人から採種した組織や臓器を移植医療に使う事も、多くの倫理的な問題がある。この倫理的問題を回避するため、自分の体から採種した細胞を再生医療に使う事を可能にしたのがiPS細胞の作成技術だろう。場合によっては、他人の体から採種して作られた組織や臓器が流通する事態も想像できる。今回のノーベル賞対象技術を使えば、輝かしい再生医療が実現できる日が間近に迫っているように見える。

ところで、特許電子図書館で下記、キーワードで検索した結果を示す。
「山中伸弥 細胞」に関する技術が 32件 見つかりました。
● 特許  ・・・  32件
● 実用新案  ・・・  0件

「山中伸弥 細胞 京都大学」に関する技術が 21件 見つかりました。
● 特許  ・・・  21件
● 実用新案  ・・・  0件

「特許公表2012-507258  人工多能性幹細胞の作製方法 」を見ると、「出願人 : 国立大学法人京都大学 」、「発明者 : 山中 伸弥 外1名」となっている。

「特許公開2009-000108  ES細胞特異的発現遺伝子 」を見ると、「出願人 : 山中 伸弥 外1名 」、「発明者 : 山中 伸弥 外1名 」となっている。

今回の、今回のノーベル医学・生理学賞は、がんを除いて細胞が一定方向に変化しないと言う従来の自然観を覆し、細胞は手を加えれば多様な変化をするという発見とともに、それを実現する方法を示した発明でもある事を示した。

「ヒトゲノム計画。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%88%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0%E8%A8%88%E7%94%BB。(最終更新 2012年5月1日 (火) 20:21 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「ヒトゲノム計画(Human Genome Project)は、ヒトのゲノムの全塩基配列を解析するプロジェクト。1953年のDNAの二重らせん構造の発見から50周年となる2003年に完了した。」とある。

かつて、「ヒトゲノム計画」に関して、解読したヒト遺伝子特許の問題が話題になった。この問題はどのように収束したのか。今回のノーベル医学・生理学賞で、今後再生医療はますます脚光をあびるだろう。未来は輝かしくバラ色に見えるが、ふと見えない陰の存在が頭をよぎる。