老人の寝言;読みかじりの記:エッ!「写真俳句」と「サラリーマン川柳」が登録商標?

2013年7月14日(日)
昨日は曇り。最高気温(℃) 31.7 15:13。ざっそう句:子バッタを 狙うカメラは 草写す。ばて気味で宅内にいると来客。最終資料を作成する事にする。大きなスイカを頂いた。接ぎ木ではなく実生・自根株に生った物との事。昔、「自根」を「白根」と勘違いしていた。横線一本で意味が大違い。味見が楽しみだ。勝手に生えたナス苗をポット上げ。これも自根だが。おまけに、昨年採取したナスの種子が出てきたので播いた。秋ナスに間に合うか。ポーチュラカ移植。先日採取したニンジンを播種。勝手に生えたスイカ苗一本移植。なぜ畑の隅に生えたのか謎。今後はスイカの種子も採取しようか。スイカの種子は意外に高いのだ。

2013年7月13日の天気(AMEDAS)

TAVE= 27.9 NO DATA
TMAX= 31.5 最高気温(℃) 31.7 15:13
TMIN= 25.1 最低気温(℃) 25.0 04:07
DIFF= 6.4  
WMAX= 2.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 3.5(北西) 05:34
SUNS= 0.1 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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老人の寝言;読みかじりの記:エッ!「写真俳句」と「サラリーマン川柳」が登録商標?

「写真俳句」と「サラリーマン川柳」を二つ並べても別に違和感は無いが、違いがあるのだろうか。先日、WEB情報を調べていたら、『「写真俳句」は森村誠一氏の登録商標です。』という文言に遭遇した。

「写真」も「俳句」も極一般的な用語で、その適用範囲は広大である。また、芸術や文学とも深く関係する用語でもある。それなのに、「写真」+「俳句」=「写真俳句」が登録商標になるのも不思議だが、それをある文筆家個人が登録商標にするのも不思議に思えた。

旧聞だが、「温泉県」という登録商標出願が大きな波紋を起こした。やはり、言葉というのは、社会に通用して意味があるのであり、既に通用している言葉から、法則性を使って誘導される複合語を登録商標にする事は商道徳的に如何かと思ったのが、「温泉県」騒動であった。

もし、無条件に、出願者の出願が認められれば、言語の有効性が萎縮してしまうだろう。逆に、ある新しい言葉を造語したり、それが通用していない地域で普及させるという、創意と努力に対しては全権ではない相応の権利を認めても良いように思われる。

例えば、「温泉県」を「ONSENN PREFECTURE」として外国で商標登録して外国人観光客を掘り起こすなら、その努力とアイデアに文句を付ける他の県は無いだろう。外国人観光客誘致に下手に金を使うより、このようなアイデア商法の方がスマートであるとさえ思える。

森村誠一氏は文筆家だったと思うので、オヤと思った次第だ。そこで念のため電子図書館で調べた。【登録番号】 第4998749号 。【登録番号】 第5408480号。等数件がヒットした。当初の基本出願を分割して、適用範囲を拡大しているようだ。

森村誠一氏は「写真俳句」を作成し、その普及活動もしているようで、もしや、第三者が「写真俳句」を商標登録した場合、その自由な使用が制限を受けるので、防衛的な意味で登録したのだろうか。ともかく、「写真俳句」という「標準文字」が登録商標だと知って何とも不可解な思いを味わった。

読みかじりの記:平成サラリーマン川柳 傑作選 ①一番風呂・二匹目 山藤章二+尾藤三柳+第一生命 選(2004年 株式会社 講談社)

本書には選者が、「サラリーマン川柳」が新しいジャンルを切り開いたと述べている部分がある。「平成サラリーマン川柳傑作選第一集」の出版が1991年との事で当時のサラリーマン事情を振り返る参考にもなると思う重う(バカなATOK)。

これも、念のためと電子図書館で「サラリーマンセンリュー」を検索すると、登録4053955(登録日=平成9年(1997)9月5日;先願権発生日= 平成7年(1995)6月27日 )、登録4053956、登録4080280の三件がヒットした。これにもショック。二匹目のドジョウも独り占めという趣旨ではと思わせる。

権利を取得しても、それを不当に行使しないと宣言して、実質的にその登録商標を普及するようにしないと、文化も衰退に向かうのではないか。そのような善意の権利取得も無いわけではないだろが。二匹目のドジョウどころか、安心して三匹目、四匹目を狙えるような条件が整って初めて本当の文化の盛り上がりが起きるのではないか。

敵がそのような、文化基盤という基本的言語(これこそ公共の無体財産だ)にただ乗りして、利益をむさぼるなら、三匹目、四匹目を狙おうとするするものは、その敵に果敢に挑戦すべきではないか。登録商標を調べてから、作品を作り創作するようでは本末転倒になりすぎるのではないか。

ともかく、登録商標として権利が成立すれば、法治国家としては、その権利行使が認められてしまう。電子図書館によれば、「オンセンケン」は「商願2012-85758 」として、大分県が「平成24年(2012)10月9日」に出願している。

ソレジャア、「写真俳句」の対抗版を公知にしておこう。「写真俳句KING」、「写真俳句キング」はではドウジャ。電子図書館で「シャシンハイキング」を検索すると「上海キング(シャンハイキング)」がヒットした。

上記、「平成サラリーマン川柳 傑作選」にも溜飲を下げる傑作が多数掲載されているが、「サラリーマンセンリュー」が登録商標と知るや一気に興ざめしてしまった。

独り占め その先どうよ 興が冷め。

「サラリーマンセンリュウ」には何で対抗するか。「サラリーMAN川柳」、「サラリマンセンリュウ」「さらりマン川柳」か。意味は後から付いてくる。

ともかく、サラリーマンが一世を風靡したのも現代史の一面。そのサラリーマンが、「アルバイト」、「派遣」、「期間社員」、「正規」、「非正規」等々に分裂し、サラリーマンの悲哀も隔世の感がする。最早、自分の身を嘆き笑い飛ばす気力も消滅寸前。創造の領域でも地下では権利の縄張り化が着々進んでいるいるようだ。金、金、金と金に明け暮れて過ごすのがしがない庶民の宿命か。


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