老人の寝言:『いわゆる村山談話』と「(小泉)内閣総理大臣談話;平成十七年八月十五日」を対比して読む!;地獄見て 転落怖し 堀掃除。1508。

2015年8月3日(月)
昨日は晴れ夕方雷雨。最高気温(℃) 37.1 15:13。最低気温(℃) 23.5 18:06。ざっそう句;地獄見て 転落怖し 堀掃除。6時現地集合。毎年、大正用水土地改良区に所属する水田農家を総動員して行われる大正用水の草刈りに出る。数年前から、涼しい内に終わるよう作業開始時刻が早くなった。飯を食ったり、準備をする時間を含めると4時台に起床する必要がある。この日は三面コンクリートの水路の水は止まり、底が姿を現している。万一の場合、水路へ転落して生じる水難事故防止のための処置だが、逆に水を断てば、今度は堀に転落すればコンクリートに激突する打撲事故に繋がる。斜面の下に露出している平坦なコンクリートの足場の幅は30㎝程度しかない。足を踏み外す危険は避けられない。加齢により脚力が弱まり、体のバランス感覚も低下している。それでもフェンスの内側に入り、斜面にへばりつくような格好で、アメリカセンダングサやヤブガラシを手で引き抜く。力を入れすぎると根が抜けた反動で用水に転落する危険もある。地獄を見ながらの仕事だ。片手用の三角ホーでできるだけ根を切る。汗がしたたる。もう限界だと思って、解錠したフェンス出入り口までコンクリート上を伝い歩きする。フェンスの外に出ると、本当に地獄から生還した感じがする。休憩時に支給されたペット飲料は一回で飲み干した。別地区の要員は蜂に刺されたという話を聞いた。当地区は無事終了できた。大型ペット茶を貰って解散。水田は青々と育っている。なのに、米価は下がり、政府はTPP交渉で、米国の要求を受けて米(コメ)市場を開放しようとしている。今年は、稲の成長期に好天に恵まれた。豊作になるかも知れない。次は豊作貧乏の苦しみか。

Iob_tyousui2015
Googleにてキーワード「大正用水 草刈り」で本サイト内を検索(https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#hl=ja&q=%E5%A4%A7%E6%AD%A3%E7%94%A8%E6%B0%B4%E3%80%80%E8%8D%89%E5%88%88%E3%82%8A%E3%80%80site:http:%2F%2Faf06.kazelog.jp%2Fitoshikimono%2F)(このキーワードで検索

2015年8月2日の天気(AMEDAS)

TAVE= 29.1 NO DATA
TMAX= 36.5 最高気温(℃) 37.1 15:13
TMIN= 24.3 最低気温(℃) 23.5 18:06
DIFF= 12.2 NO DATA
WMAX= 6.4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 18.0(南南西) 18:12
SUNS= 9.1 NO DATA
RAIN= 9.5 NO DATA

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老人の寝言:『いわゆる村山談話』と「(小泉)内閣総理大臣談話;平成十七年八月十五日」を対比して読む!

相変わらずの暑さだ。8月に入り、いよいよ戦後70年を迎えるに際し、安倍首相の談話発表期日が、きりきりと迫って来ているように感じる。それが何日に発表されるかもまだ確定情報は無いようだ。村山談話、小泉談話は、既に歴史的に一定の位置を占めているだろう。

安倍談話が世界に発するメッセージを理解するためにも、村山談話、小泉談話の理解は必要だろう。今、2015/8/2 17:28。雷鳴が轟いた。とりあえず、ここで一服。ともかく、村山談話から小泉談話への接続に関しては、歴史の教訓を引き継ぐという姿勢は明確に発信されているだろう。今、19:41一雨降って雷は去った。

Googleでキーワード「安倍首相 戦後70年談話」を検索(https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=ssl#hl=ja&q=%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%80%80%E6%88%A6%E5%BE%8C70%E5%B9%B4%E8%AB%87%E8%A9%B1)。(このキーワードでGoogle検索)


以下は村山談話と小泉談話を並べて引用した物である。

「戦後50周年の終戦記念日にあたって」(いわゆる村山談話;平成7年8月15日)
村山談話へのリンク
出典: http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/07/dmu_0815.html
 
「(小泉)内閣総理大臣談話;平成十七年八月十五日」
内閣総理大臣談話
出典: http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/08/15danwa.html
 
村山談話 本文(仮に段落に分ける) 小泉談話 本文(段落毎に分ける)
段落1  先の大戦が終わりを告げてから、50年の歳月が流れました。今、あらためて、あの戦争によって犠牲となられた内外の多くの人々に思いを馳せるとき、万感胸に迫るものがあります。(この段落の英語版:The world has seen fifty years elapse since the war came to an end. Now, when I remember the many people both at home and abroad who fell victim to war, my heart is overwhelmed by a flood of emotions.)  私は、終戦六十年を迎えるに当たり、改めて今私たちが享受している平和と繁栄は、戦争によって心ならずも命を落とされた多くの方々の尊い犠牲の上にあることに思いを致し、二度と我が国が戦争への道を歩んではならないとの決意を新たにするものであります。
段落2  敗戦後、日本は、あの焼け野原から、幾多の困難を乗りこえて、今日の平和と繁栄を築いてまいりました。このことは私たちの誇りであり、そのために注がれ た国民の皆様1人1人の英知とたゆみない努力に、私は心から敬意の念を表わすものであります。ここに至るまで、米国をはじめ、世界の国々から寄せられた支 援と協力に対し、あらためて深甚な謝意を表明いたします。また、アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げる に至ったことを、心から喜びたいと思います。  先の大戦では、三百万余の同胞が、祖国を思い、家族を案じつつ戦場に散り、戦禍に倒れ、あるいは、戦後遠い異郷の地に亡くなられています。
段落3  平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘れがちになります。私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのない よう、戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。とくに近隣諸国の人々と手を携えて、アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなもの としていくためには、なによりも、これらの諸国との間に深い理解と信頼にもとづいた関係を培っていくことが不可欠と考えます。政府は、この考えにもとづ き、特に近現代における日本と近隣アジア諸国との関係にかかわる歴史研究を支援し、各国との交流の飛躍的な拡大をはかるために、この2つを柱とした平和友 好交流事業を展開しております。また、現在取り組んでいる戦後処理問題についても、わが国とこれらの国々との信頼関係を一層強化するため、私は、ひき続き 誠実に対応してまいります。  また、我が国は、かつて植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。こうした歴史の事実を謙虚に受け止め、改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明するとともに、先の大戦における内外のすべての犠牲者に謹んで哀悼の意を表します。悲惨な戦争の教訓を風化させず、二度と戦火を交えることなく世界の平和と繁栄に貢献していく決意です。
段落4  いま、戦後50周年の節目に当たり、われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。  戦後我が国は、国民の不断の努力と多くの国々の支援により廃墟から立ち上がり、サンフランシスコ平和条約を受け入れて国際社会への復帰の第一歩を踏み出しました。いかなる問題も武力によらず平和的に解決するとの立場を貫き、ODAや国連平和維持活動などを通じて世界の平和と繁栄のため物的・人的両面から積極的に貢献してまいりました。
段落5  わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国 の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらた めて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。  我が国の戦後の歴史は、まさに戦争への反省を行動で示した平和の六十年であります。
段落6  敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを 通じて、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。同時に、わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の究極の廃絶を目指 し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。これこそ、過去に対するつぐないとなり、犠牲となられた方々の御 霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。  我が国にあっては、戦後生まれの世代が人口の七割を超えています。日本国民はひとしく、自らの体験や平和を志向する教育を通じて、国際平和を心から希求しています。今世界各地で青年海外協力隊などの多くの日本人が平和と人道支援のために活躍し、現地の人々から信頼と高い評価を受けています。また、アジア諸国との間でもかつてないほど経済、文化等幅広い分野での交流が深まっています。とりわけ一衣帯水の間にある中国や韓国をはじめとするアジア諸国とは、ともに手を携えてこの地域の平和を維持し、発展を目指すことが必要だと考えます。過去を直視して、歴史を正しく認識し、アジア諸国との相互理解と信頼に基づいた未来志向の協力関係を構築していきたいと考えています。
段落6  「杖るは信に如くは莫し」と申します。この記念すべき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓いの言葉といたします。(この段落の英語版:It is said that one can rely on good faith. And so, at this time of remembrance, I declare to the people of Japan and abroad my intention to make good faith the foundation of our Government policy, and this is my vow.)  国際社会は今、途上国の開発や貧困の克服、地球環境の保全、大量破壊兵器不拡散、テロの防止・根絶などかつては想像もできなかったような複雑かつ困難な課題に直面しています。我が国は、世界平和に貢献するために、不戦の誓いを堅持し、唯一の被爆国としての体験や戦後六十年の歩みを踏まえ、国際社会の責任ある一員としての役割を積極的に果たしていく考えです。
段落7  戦後六十年という節目のこの年に、平和を愛する我が国は、志を同じくするすべての国々とともに人類全体の平和と繁栄を実現するため全力を尽くすことを改めて表明いたします。
段落8 平成十七年八月十五日
内閣総理大臣  小泉 純一郎



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