老人の寝言:身辺雑記:田舎老人徒然草:接ぎ木とSTAP細胞;雨間見て 散歩始めりゃ 又も雨。1604。

2016年4月29日(金)
昨日は雨一時曇り。ざっそう句;雨間見て 散歩始めりゃ 又も雨。宅内閑居。運動不足。頻繁に余震が続いている熊本地震では、家屋内で生活すると危険で、車の中で避難生活を余儀なくされている被災者が多い。そのため、エコノミークラス症候群による死者も出ている。じっとしてパソコンに向かっていると車中と同じ姿勢になり、かみさんから、エコノミークラス症候群になると注意された。そこで、散歩に出かけたが、途中からしとしとと雨が降り出した。農作業は休み。

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老人の寝言:身辺雑記:田舎老人徒然草:接ぎ木とSTAP細胞

STAP細胞事件も一段落したようだ。だが、問題は何も解決されていないと言うのが実情だろう。かつて、考古学で発掘ねつ造という大問題が起きた。その時は、ねつ造現場がビデオ撮影されて、反論できない証拠となった。

STAP細胞事件と発掘ねつ造事件では共通点が多々ある。だが、STAP細胞事件では、対象が極微の細胞であり、残された動画だけでは確定的な判断はできない。遺伝子や高分子が関係する分野では、捏造を暴くには、研究にかかるコスト以上のコストがかかるのではないか。STAP細胞事件と発掘ねつ造事件の構造が似ていても、本質的な違いは大きい。

自然科学の真理とは、厳密に規定された条件で証明された仮説は、同じ条件が実現されれば同じ結果が得られる事を保証すると考えて良いだろう。STAP細胞事件は、仮説を証明したという論文が、いつの間にか、魅力ある仮説にすり替えられてしまった。もはや、論文は創作のレベルと同等になり、最終的には取り下げられた。しかし、STAP細胞事件は、犯人を特定する段階努力も行われず、風化を待っているだけのように見える。このような状況では、最先端科学に対する日本の科学精神の退廃を世界に示すだけで終わらないか心配だ。


発掘ねつ造事件の考古学、STAP細胞事件の生物学に限っても、学会の体質は、専門化が進み、風通しが悪く、ボス支配が進み、利権が拡大している等の類似点があるように感じる。すべての学問領域で、その組織と影響力が巨大化する程、質の低下が進むのではないかと心配だ。

STAP細胞はその万能性が宝の山に見えて、その利権争奪戦として、事件にまで発展したように感じる。植物細胞は動物細胞より柔軟で、万能性に近い特性を持つようだ。問題は人間の万能細胞なのだろう。思うに、ヒトの万能細胞と言えども、無制限に利用されるとどんな問題が起こるか予想できない。原子力と同じように用途が拡大し、その使用範囲にブレーキが掛からなくなるのではないか。その点、植物の接ぎ木は歴史が長く、その有効性と無害性は実証済みだろう。発掘ねつ造事件もSTAP細胞事件も、いつでも再発する可能性を残している。それを未然に防ぐにはどうすれば良いのか。

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2016年04月28日 伊勢崎(イセサキ)
TAVE= 14.6 毎正時のアメダス観測値(気温)の平均値
TMAX= 15.7 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値
TMIN= 13.3 毎正時のアメダス観測値(気温)の最小値
DIFF= 2.4 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値と最小値の差
WMAX= 3.7 毎正時のアメダス観測値(風速)の最大値
SUNS= 0 毎正時のアメダス観測値(日射)の合計値
RAIN= 23.5 毎正時のアメダス観測値(雨量)の合計値
1日の極値 データ 時刻
最低気温(℃) 13.1 6:29
最高気温(℃) 16.1 23:29
出典=気象庁 参照⇒ AMEDASへのリンク
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.7(西北西) 23:25


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