老人の寝言:歴史の転換:イギリスのEU離脱後の世界はどうなるか;寄りかかる つっかい棒が 腐り出す。1606。

2016年6月25日(土)
昨日は曇り後雨。ざっそう句;寄りかかる つっかい棒が 腐り出す。用事外出。先週の続き。ついでにタウンウォッチングと買い物。昼のTVには英国のEU離脱の可否を問う国民投票の開票経過が表示されていた。EU残留が3%程優勢だったが賛否が伯仲していた。帰宅した頃は、賛否が逆転しEU離脱が確定していた。EUという共同体が制度疲労を起こした結果ではないか。歴史の転換を印象づける出来事だった。夕方、来客。雑談。株が下がったげだが、損した人が多いのか。下がったので買う人もいる云々。

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老人の寝言:歴史の転換:イギリスのEU離脱後の世界はどうなるか

EUが生まれた基本的な要因は何か。今回、イギリスが一抜けたという、抜け駆け的な脱出に成功したが、ギリシャは脱出を押さえられた。

EUの前身はヨーロッパ経済共同体だったと思うが、その構成国の思惑はそれぞれ異なっていたのであろう。これは、TPPと全く同じではないか。日本が高度成長していた頃、イギリスの停滞を象徴した英国病という言葉が流行った。

サッチャーの登場、イギリスのEUへの加盟、英国病の克服による国力の増大に続いて、国内政治の不安定、EUからの離脱と歴史が回転しているわけだが、そこには、イギリスという国の抜け目なさがあるのか。

多分、どんな組織も拡大・巨大化の道を進みやすい傾向があるのではないか。その反動として、組織優先となり、組織の構成員や国民は疎外化されてしまう。

ともかく、英国のEU離脱という判断の次に来るのは茨の道かもしれないが、国民が活性化し、残留したより良い結果が生まれれば、離脱の判断の正しさが証明されるだろう。ユーロという通貨一色の世界は見方によれば単調過ぎるのかも知れない。

現役時代、管理の限界という話を聞いた。経営の最低限の基本は組織の維持・管理。それが、しっかりしなければ、その組織を運転さえできない。個人的能力や権限には、個人という限界が付きまとう。独裁はその典型例だ。その、独裁の欠点につぎあてしたのが、集団指導制や議会制度。これも万全ではないが、次善の策という所だろう。

人類の歴史を見れば、国家という機能が発現したのはつい最近の事だ。国家連合が出来たのは更に新しい現象だろう。後世の歴史家は、今回の現象をどのように読み解くのか。

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2016年06月24日 伊勢崎(イセサキ)
TAVE= 20.8 毎正時のアメダス観測値(気温)の平均値
TMAX= 21.8 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値
TMIN= 19.6 毎正時のアメダス観測値(気温)の最小値
DIFF= 2.2 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値と最小値の差
WMAX= 4.5 毎正時のアメダス観測値(風速)の最大値
SUNS= 0 毎正時のアメダス観測値(日射)の合計値
RAIN= 8.5 毎正時のアメダス観測値(雨量)の合計値
1日の極値 データ 時刻
最低気温(℃) 19.5 4:52
最高気温(℃) 22.2 0:01
出典=気象庁 参照⇒ AMEDASへのリンク
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.7(東) 22:54


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