2008/9/29
頭は手足の召使い?
現代は情報化時代のまっただ中のようだ。
情報が安価に潤沢に供給されているためだろう。
これも、いろいろな情報素材をメディアに乗せやすくなったという
IT技術のおかげもある。
結局、情報の出入り口は首から上に局在しているかのようだ。
物の影が物自体の束縛から解放されて情報になり身軽な動きを獲得した。
コンピュータでも人間の頭脳でも社会的な組織の頭脳でも
情報を集めて処理するだけの仕事しかしない。
手足の部分が無いのだ。
進化の歴史を見ると外界との交渉の機能を持つ
手足が先にできたようにも見える。
手足が自分の能力の足らない部分を頭脳に下請けさせているようでもある。
ところが、現代は何でもかんでも頭頭である。
頭は手足の召使いであると考えると自分ながら何とか納得する。
そういえばオリンピックも手足の祭典と言い直せる。
これも納得だ。
頭より先ず手足を使おう。