2008/10/31
つるかめ算
幼少時の冬の団らんとなると、みんなで切りごたつに足をつっこんでラジオを聞いたり言葉遊
びをした事を覚えている。時に、父が出題者になり鶴亀算をやった。鶴と亀を合わせると何
匹で、鶴と亀の足をあわせるの何本である。鶴と亀は何匹かというような問題である。出題者
の方も最初に、鶴が何匹、亀が何匹だから足は何本と計算して出題していたようで、数は暗
算でも、直ぐに出せる範囲であった。後々、これが連立方程式で解けるものだと分かるのだ
がそれよりも早くから、こういう遊びで基礎的なことを学んでいたようだ。同じような問題で、植
木算というものがあった。10mの距離に2m毎に植木を植えるのに植木は何本必要かという
ような問題であった。両端に植えるので10÷2に1を足さねばならないところがミソである。昔
の農家の父親は冬は俵編み、縄ないなどをやっており、余り遊んでもらった記憶はないのだ
が、こういうコタツでの団らんの一時もあった。