2009/3/28
残された磁気テープ
オープンリール用の磁気テープが2,3巻残っている。多分カッセットテレコが普及する前に買
ったオープンリール用録音機の物であろう。どんな音が記録されているのかいないのか録音
機が無いので分からない。思い出すと、結婚式を記録した8㎜映画フィルムもある筈だが、映
写機が無い。子供を撮したした8mmムービーも残っている筈だ。機材は動くのか。現像を忘
れたフィルムはがらくた箱の中にあった。あれもこれも一種のタイムカプセルだがその蓋を開
けることが年とともに難しくなってきている。しかし、このようなタイムカプセルは今なら何とか
開ける鍵がある。一千年後の人類は今日の文明を何で知るようになるのであろうかと思う
事もある。ともかく、技術は情報量を増大させるためその密度を上げる微細化の方向を選ん
でいる。情報の媒体はゴミや埃、温度や湿度に弱いと思う。今日のインターネット上の膨大な
データもハードディスクをガラガラ回すことにより維持されている。常にいつ消えるかも知れな
いという不安が伴う。手元に残っているガラクタが最大最強の記憶装置なのかも知れない。