2009/8/3
パチンコ屋
群馬県は色々な公営ギャンブルが揃っているので有名である。パチンコがギャンブルに当た
るかよく分からないが、射幸心を刺激するゲームではあると思う。かって電車通勤していた
頃、駅前や周辺にパチンコ屋があって、電車の時間調整にお世話になった事がある。当時
は駅前等がパチンコ店の立地に適していた様だが、モータリゼーションが進んで適地が移っ
てしまったようだ。ある時、間違って少し勝ってしまった。ほとんど勝った事が無かったので景
品の換え方が分からなかった。玉を勘定台に持って行くと、何か価値のない様な物が入って
いるケースの様な物が出てきた。これを、人影の目立たない小さな店風の換金場所に持って
行くと換金してくれるらしいのだが、ちょっと怖くなりそのまま帰ってしまった。店員は景品その
ものに代えるとは思わないので換金用品を出したのだろうが。パチンコ台のチューリップに玉
が入ると色々なランプが点灯してチンジャラと玉が出てきてわくわくする。このアタリ玉を検出
するセンサー用の集積回路を開発する仕事に関与した事があった。技術の世界なので特異
な事は無かったが、パチンコ台の裏側を覗いた感じがした。アタリ玉を検出した結果を使え
ば色々な事ができる。最近ではパチンコ台もコンピュータシステムの端末の様になって完全
にコンピュータに管理されているようだ。パチンコ屋に入ると遊ぶ台を選ばねばならない。と
もかく、この台は出そうだと信じた台の前に座る。当時は一台一台が独立した個性のある存
在であったようだ。皆気前の良い機械になると店が成り立たない。その逆だと客が来ない。
確率はどこの世界にも共通する制約かもしれない。