2009/10/6
南方熊楠
みなかたくまぐす。知の巨人と言われている様だが、なかなか人(自分)を寄せ付けない。日
本の博物学者、生物学者(とくに菌類学)、民俗学者と解説されているが、学問の分野が一
般人が興味を持つ分野を大きく超越しているのも一因かもしれない。解説書を読んでもいつ
も消化不良に終わる。逸話の部分は拾い読みするが粘菌の研究等は皆目分からない。いつ
頃から興味を持ち始めたのかもはっきりしない。活動の場所が海外と日本の地方が中心で
日本の中央との関係が少なく、弟子も少ない、故にその業績も宣伝されないという事も知ら
れざる巨人でいる一因か。というより、南方熊楠を超える人物がいないので十分な評価もで
きないという事か。巨人であるがローカル的な存在で終わっている人物がいるという事は勿
体ないとも思う。