2009/11/11
竹スキー
運動の好き嫌いに個人差がある。この個人差の原因も色々ある。結局、突き詰めれば有限
な人生の時間の配分の問題になってしまうのかも知れない。好きなことにはそこに金や時間
もより多くを投入する。嫌いな事はその逆である。子供の頃は降雪量も結構多かった。竹藪
の竹が雪で曲がり、ついにその竹が雪の重さに絶えられなくなり音を立てて割れた事もあっ
たように思う。従って雪遊びもいろいろやった。その一つが竹スキー。青だけを二つに割り、
スキーもどきの遊具を作ってそれで滑った。そのスキー作りは父親がしてくれたのか、手伝っ
てくれるかしたように思う。場所が平坦地なのでスポーツスキーのような滑り方はできない。
単なる雪遊びに近かったと思う。本当のスキーをはいたのは、高校生になってからである。ス
キー用具を買った記憶は無いので、スキーに行くときはレンタルで間に合わせた。このよう
な、自分のスキー体験を思い出すと、成り行き任せでどちらかと言うとスキー嫌いに属するの
か。子供達にそんな思いをさせたくないと家族でスキー場に行った事もあった。リフトに乗る
までもなく傾斜がゆるい場所ですべっただけだったが何とか一日を楽しめたと思う。ある人に
子供をスキー好きにさせる方法を聞いたことがある。天気の良い日に連れて行き楽しい体験
をさせる事が大事だそうだ。そうすれば、スキーは楽しい物だと思いもう一度行きたくなる。そ
れが重なれば自然にスキーが好きになり、技術も上達するようになるとのことだ。天気が悪
いとそれだけでうんざりで嫌いになってしまう。習い事を始める時の初期条件の重要性を教
えてくれた。これは、スキー以外の事にも通用すると思う。高齢になってからスキーを始めた
人もいるようだ。スキーにこだわることも無いだろうが、60の手習いで新しい事にチャレンジ
する事にも意義があると思う。