2009/11/12
高原学校
小学生か中学生の頃か定かでない記憶である。学校行事で榛名高原学校での合宿訓練が
あり、榛名湖でカッターボートを漕いだことを覚えている。何人乗りボートか覚えていないがか
なりの人数が乗れたと思う。広い海や湖に出た経験はほとんど無かったのでこの訓練の記
憶は今でも残っているのだと思う。広さは開放感を与えるが、なんとなく不安も与える。やは
り、船の転覆等で水中に投げ出された時の事をそれとなく心配することも一因である。当時、
湖に漕ぎだしたとき救命胴衣を付けていたのか全く思い出せない。飛行機に乗る時も同じよ
うな不安を味わう。飛行機の場合は乗務員が救命胴衣の使用法等を説明するので尚更危
機感を覚える。自動車のシートベルトの着用も全く同じ目的で着用するのであるがこちらはま
ったく習慣ボケをしているようだ。危険の確率は海や空より陸の方がはるかに高い。級友と
の宿泊も初めての経験であった。皆が寝付く前に枕投げ遊びをして先生にお目玉をくらっ
た。榛名高原学校は集団行動の良き訓練であったのであろう。榛名高原学校を検索してみ
たら「こちら榛名山の榛名湖畔西側には群馬県内の小中学生は必ず一度は学校で「高原学
校」として合宿訓練に連れてこられる「榛名高原学校」こと財団法人榛名高原体育センターが
あります。群馬県教育委員会が指導する教育施設で、児童生徒の合宿・宿泊訓練・研修活
動に使われています。」と紹介されていた。現在も小中学生の課外訓練に使われているよう
だ。そうすると、県民のほとんどがこの訓練を体験しているのではないかと思われる。数十年
の見えざる輝かしい実績を持つ教育企画ではあると思う。どのような契機でこのような企画
が生まれたのか興味が湧いた。