KID PIX

2009/12/2

KID PIX

子供の頃の遊びを思い出しているが際限が無いほど遊びがあったようだ。子供の本業は遊

びだったようだ。幼年時代で沢山覚えている順は、遊び、家の手伝いであり、その他の事は

漠然としている。塾や習い事もなく、勉強で思い出すのは夏休みが終わる前に駆け込みで宿

題をした事位である。夏休みも思い切り遊んでいたようだ。遊び道具も近所のよろず屋で買

える物がほとんどであった。誕生日等の特別な場合には市内のおもちゃ屋で少し高額なおも

ちゃを買ってもらえた程度であった。親もお爺さんお婆さんもそれほどお金にユトリが無かっ

たのも子供達に高価なおもちゃを与えられなかった一因であったろう。そんな事を思いつつ

自分の子供の事を考えてみた。ファミコンとスーパーファミコンは買い与えたようだ。小遣い

を貯めて自分で買ったのかもしれない。その後は、ゲーム器の方は卒業したようだ。MSXや

FM TOWNSは自分も子供も使った。10年程前にはWIN95を使い出していた。子供達も中

学、高校生の頃でパソコンに興味を持つようになりお絵かきソフトのKID PIXやLOOM という

パソコンゲームソフトを使って遊んでいたのを思い出す。ともかく、パソコンを使える事は現代

人の必須条件なので、それを抵抗感無く使うことができるようになったのは、こういう一種の

遊びの効果なのかとも思う。パソコン上では物事はほぼ思うように簡単に進む。パソコン上

の遊びは全てがCPUがもたらす仮想の世界でもあるようだ。昔の遊びは仮想の対極にあり

リアルワールドであった。VERTUALが余りに身近になり、逆にREALが身から遠ざかってし

まっているのを我ながら反省せざるを得ない。ハイビジョンがいくら綺麗でも目先の現実の世

界を越える事は永久に不可能なのである。