2009/12/3
PHSのカエルコール
自分がPHSを使い始めたのが1998年頃であったようだ。PHSは安価な携帯電話として開始
されたサービスであったが、最終的には携帯電話に駆逐されたしまった。音質は携帯より良
かった。サービスエリアが狭く、走行中の新幹線の中からは通話がとぎれる事があった。ほ
ぼ十年前のPHS使用状況を振り返って見ると、残業が終わって駐車場に向かう途中で自宅
に掛けたカエルコールがほとんどであった。カエルコールは会社の電話からも可能であった
が、そうしたのはやむを得ず残業で席を立てない時に限った。残業を切り上げできる時刻は
一定ではなく、その時々で異なった。席を立てる時はロッカールームからPHSでカエルコール
をした。カエルコールは夕食の準備をしてもらうためでもあった。会社で残業食が支給されて
いたが、こちらもほとんど利用しなかった。会社の残業食を食べて、自宅で夕食を食べると完
全にメタボになってしまう。結局、カエルコールはこれからカエルから夕飯の準備を頼むとい
うメッセージであった。子供が電話口に出た時はカエルコール+αの通話となった。この+αの
通話が駐車場に向かう途中でPHSをするもう一つの理由であった。早朝からの出勤、残業で
遅い帰宅。そんな中でPHSのカエルコール+αの通話も少しは役に立っていたのではないか
と思う。