アマランサス:いとしきもの

2010/9/13

雑草句録:アマランサス

■ぐんぐんとアマランサスの威勢よさ

アマランサスはヒユ科の雑穀で、この種子を通販で買って育てた。背丈以上に伸びる。口に運ぶ前に、精製でつまずいた。種子がゴマ粒より小さいので、最後の精製で砂粒等の極小さな異物を除去出来なかった。結局、試食はあきらめた。しかし、色々な選別法を考える楽しみはあった。考えは回路のフィルターと同じであるが、異なる網目のふるいを数種使ったり、何段階かのフィルタリングが必要だった。最後の選別で、大きさや外形が同じ異物を取り除くとなると、比重や色彩等で識別する必要がありそうだが、そんな装置を作っていたら余生は終わってしまう。

追記:アマランサスの様子はこちら(BLOG内リンクを設定してみた。)を参照。⇒ウエブページ:農園の風景。草丈が高いので発芽初期以外雑草に負ける心配は少なかった。最初の収穫は穂の部分を刈り取った。産地では機械化も進み生産方式も確立していると思うが、そういうノウハウが無いと作りこなせないと実感した。雑穀は健康によさそうだという情報とアマランサスという名前の響きの良さと珍しさで作って見ようと言う気になった。身の丈ほどの高さになる畑の雑草のヒユと似ている。アマランサスの葉も野菜として食べられるという事だったの、ヒユを汁物の具材として試食してみた。インスタント食品を使い始めるとどうしても野菜不足気味になる。野菜が無いときは役に立ちそうだ。アマランサスも手間のかからない野菜として利用するのなら面白そうだ。雑穀も生産性と食味では一般の米麦等にはかなわないと思う。商品として買った事はないがそれなりの値段だと思う。おいしい物を絶たないと食味の悪い物は口に入ってこない。健康に良いと聞くとまずくても飛び付くかもしれないが、値段も高く食味も良くないとなれば長続きしない。ただ、好き嫌いせずその時食べられる物を食べるという雑食性を徹底するほど生存できる確率が向上する点は疑いがないと思われる。