雑草句録:退職届

2011/3/4
用事で早めに灌水しようと屋外の水道栓をひねったが、ホースが凍結して水がでなかった。朝の気温が氷点下なので、地表温度は更に低かったようだ。昨日、携帯カンニングを行っったとして19才の未成年が逮捕されたと三面記事に出ていた。容疑は偽計妨害との事だ。今後の事態推移に関心が集まりそうだ。ともかく、携帯という文明の利器は常に悪用される運命にある。その最たる物は兵器である。ところで、2Gから3Gへ移ってほぼ1年経過したが、我が携帯はほとんど眠っている。USB端子は付いているが、利用ソフトが対応しておらずデータの移動や利用はSDカードを介してしかできないようだ。青空文庫から銀河鉄道の夜のテキストデータを携帯に入れて読もうとしたがスクロールが遅すぎる。短いファイルに分割すれば楽になるかもしれない。そんな中、APPLEからiPAD2の発売をPRするメールが入っていたのでつい読んでしまった。金額は無かった。何故、APPLEからメールが来るのか不思議だが、もう何年も前にQUICKTIMEをインストールしたときにメールアドレスが伝わってしまったようだ。

昨日の天気

TAVE= 2.2
TMAX= 5.9
TMIN= -0.4
DIFF= 6.3
WMAX= 6
SUNS= 9.2
RAIN= 0

以下本題。

雑草句録:退職届

■手が冷える退職届を打つ夜ふけ

生涯現役という理想はあったが叶わぬ夢。

○旅に病で夢は枯野をかけ廻る     芭蕉

Google検索:約 9,340 件。辞世の句ではなく、病中吟で、生前最後の句との事。芭蕉本人この句を作った時死を意識していなかったようだ。枯野とは夢を再生するスクリーンのように見える。かけ廻るとは心象の再生スピード等を表しているようだ。病身だから普段見ない色々な映像が現れてきたかもしれない。一方では俳諧師として病まで作品に仕上げる努力をした成果でもあるようだ。

■夢に病んで旅は枯野に身は西に