雑草句録:我

2011/3/5
アメダス今朝6時の気温は-0.3℃。我が家の庭の今朝7時の気温は-1℃であった。養蚕で使った寒暖計で、湿球は欠けている。余り精度はないだろうが体感を裏付ける。真冬の寒さだ。霜柱も立っている。

昨日の天気

TAVE= 1.9
TMAX= 5.3
TMIN= -1.1
DIFF= 6.4
WMAX= 6
SUNS= 8
RAIN= 0

以下本題。

雑草句録:我

■戦力外花粉の如き我なれど

戦力外となるのは自分。花粉のように眼にも見えない小さな存在になってしまった。

○花にうき世我が酒白く飯黒し     芭蕉

Google検索:約 31,300 件。芭蕉は自分の事を句にしたのか。芭蕉40歳時の作。白楽天の漢詩が下敷きにあるようだ。うき世の対極を花で表し、自分の境遇を濁り酒と玄米であると詠んでいる。貧の側に自分を置いているが、実際はどうだったのか。句にするだけの反骨とゆとりもあるように見える。白と黒の対比をうまく使っているようだ。

■白黒も酒飯もあるうきよかな