老人の寝言:その期に及んで責任のなすりあいをするゆとりなどあるまいに

2011/5/23
昨日の朝のこと、ガラス戸にドスンと重い衝撃音がした。同時にピーピーという聞いたことのない鳥の鳴き声。しかし、それはカラスの悲鳴に聞こえた。同時に他のカラスが鳴きだした。こちらはギャアギャアというカラスの鳴き声。室内からの想像では子ガラスがガラス戸に衝突したようだ。下手に動くと危険なので今回はじっと様子を見ることにした。一、二年前、走行中に車のフロントガラスにオナガが激突した事があった。最初は何が起こったのか分からなかった。音がしたところへ歩いて行くとオナガがいた。車に収容して用事を済ませて、しばらくたって様子を見ようとしたら飛び去ってしまった。鳥には相当の衝撃を受けても回復する能力があるのかと思った。しばらくすると子ガラスも親ガラスも鳴かなくなった。よくよく考えると、鳥が飛ぶのも単なる本能だけではないように感じる。進化の過程からは、は虫類の前肢が翼になったのが鳥と単純に考えてしまうが、地上を這う生活から、滑空する能力を現実に使えるようにするためには、現在も危険を冒しつつ訓練をして、与えられた能力を開花させなければ本当の鳥にはならないのではないか。子ガラスもなんらかの意味で親ガラスの行動を学習しているのではないか。

産経ニュースは、「汚染水移送先、あと数日で満杯に
;url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110523/dst11052309250010-n1.htm(2011.5.23 09:25 ))」というタイトルで、「福島第1原発事故で、東京電力が2号機外の立て坑と3号機のタービン建屋から高濃度の汚染水を移送している「集中廃棄物処理施設」が、23日までに満杯に近づいた。収容できるのは、あと数日とみられる。」と報じた。予想されている事態が刻々と進んでいる。日々発生している放射能汚染水を外部環境に排出させずに、最後まで管理状態に保てるかが問われている。

昨日の天気

TAVE= 18.8
TMAX= 25.9
TMIN= 14.9
DIFF= 11
WMAX= 7.6
SUNS= 4
RAIN= 8.5

老人の寝言:その期に及んで責任のなすりあいをするゆとりなどあるまいに

毎日新聞は、「福島第1原発:海水注入問題、政府が班目氏発言を訂正
 ◇「再臨界の危険性がある」→「可能性はゼロではない」;url=url=http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110523k0000m040117000c.html(毎日新聞 2011年5月22日 23時54分(最終更新 5月23日 3時46分)))」というタイトルで、「炉心溶融を起こした東京電力福島第1原発1号機で3月12日夜、炉心冷却のため始めた海水注入が55分間中断した問題で、政府・東京電力統合対策室は22日、内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長が「再臨界の危険性がある」と述べたとした21日発表の文書について、発言は「可能性はゼロではない」だったと訂正した。班目氏は22日、首相官邸で福山哲郎官房副長官に発言の訂正を要請。対策室側が訂正に応じたため、矛を収めた。本人に確認せず文書を発表したため生じた混乱といえ、政府内の調整不足が露呈した形だ。」と報じた。報道としては冷静を保ったが、実態はこの期に及んだ責任のなすり合いに過ぎないようにみえる。便宜的な事実が、お互いの言い分を足して二で割るように決まれば、本当の事実は隠されてしまう。誰が責任をとるのであろうか。無責任体制と事実捏造談合そのものではないか。当事者は連帯責任を負うべきではないか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:蕗のとうの青

歌題=蕗のとうの青:

■胸に置くが 重くて少し ずらしたり 働くこの手の 寝ては置き処なく 71 角田 ふみ江

農一筋に生きてきた姿がそのまま歌になったが、本人だけが詠める歌。