老人の寝言:国民全てを巻き込んだ疑心暗鬼の情報戦に勝ったのはだれか

2011/7/4
昨日も暑い日。ポットの除草と灌水。19時に県知事選挙が終わって30分も経たない内に当確のニュースが出たとかみさんの声が響いた。出口調査等で頑張った結果なのであろうが、報道機関としては余りにも先走りしていないか。選管も暑い中、票を数える気合いも入らないだろう。その放送で確定票を報道しただろうか。何事も格好良いところだけ先食いするのはけしからんと思わざるを得ない。
以下は県のホームページよりコピペした。群馬県知事選挙(平成23年7月3日執行)開票結果(url=http://www.pref.gunma.jp/contents/000145682.html)より。

      えびね篤(海老根篤)[無所属] 大沢正明[無所属] 後藤新[無所属] こすげ啓司(小菅啓司)

県計   6,515.000         392,504.000   148,790.000   33,355.000

得票率 1.12              67.54        25.60       5.74

昨日の天気

TAVE= 28.1
TMAX= 32
TMIN= 24.8
DIFF= 7.2
WMAX= 3.2
SUNS= 1.7
RAIN= 0

本日はアメリカの独立記念日:WIKIPEDIA「アメリカ独立記念日(アメリカどくりつきねんび、英: (American) Independence Day)は、1776年にアメリカ独立宣言が公布されたことを記念して、毎年7月4日に定められているアメリカ合衆国の祝日。」独立後235年を迎える。この日を覚えているのは中学校の英語の教科書にあったから。

老人の寝言:国民全てを巻き込んだ疑心暗鬼の情報戦に勝ったのはだれか

産経新聞の【正論】は、「社会学者・加藤秀俊 放射能、何が危険で何が安全?;url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110704/dst11070403100001-n1.htm(2011.7.4 03:09))」というタイトルで、「もうこれで4カ月近くになるから、1学期がおわった、ということになるのだろう。この学期中、われわれは原子力、放射能についての大学院レベルの集中講義を受けた。いうまでもなく、ラジオ、テレビ、新聞雑誌、ことごとくが総力をあげて、われら国民の啓蒙(けいもう)に全力を傾注してくださったからである。」、「 以上、この1学期、原子力の集中講義を受講しての劣等生の学期末リポートである。いくら押し売りされても、来学期は受講しない。わからないものはわからないからである。(かとう ひでとし)」と論じた。

自分なりに東京電力福島第一原子力発電所の事故を振り返ってみたい。社会学者・加藤秀俊先生には快刀乱麻を斬る如く福島原発事故を解剖してその本質を暴いてもらいたいところであった。確かに、福島原発事故以来の4ヶ月は原発、放射能等に関するあらゆる情報が大量に飛び交った。喩えて見ると情報津波が日本を席巻した。しかし、だれもそれに対応できる準備が出来ていなかった。社会学的に言えば、日本は情報戦の戦場になった。騙すか、騙されるか。東京電力や官僚は生きるか死ぬかの戦争を国民にしかけた。国民はそれを肌で感じたが、その本質を理解できなかった。物理学の基礎が無い。学者・技術者も倫理感を投げ捨て保身に徹した。国民全てを巻き込んだ疑心暗鬼の情報戦が出現したのである。全く情報カオス状況が生まれたのである。そのカオスも研究すれば奥が深い。社会学者・加藤秀俊先生は来期の受講はわからないものはわからないと潔く投げたが、先生、今更放射能がどうのこうの等の勉強は不要ではないですか。物理的には、原発は原爆と全く同じ原理・原則で動いていますよ。是非伝家の宝刀で卒業論文を書いていただきたいところである。福島原発事故は平成元禄時代という、贅沢と無関心にたるみきった日本への警鐘でもあったのではないか。