技術 回顧と展望:理工系嫌いが進む日本の技術に未来はあるか?

2012/1/26(木)
昨日は晴れ。圃場に出て土遊び。一昨日の続き。シノ掘り兼苗移植。土が湿っているのでシャベルが重い。モズが2~3m近くまで鳴かずに接近する。パサパサと羽の音だけさせて近づくが鳴かない。デジカメで撮影しようとしたがすぐに飛び去った。モズの狩りで、警戒心が強いという習性を感じる。子メダカの容器を覗いたら、解けかけている氷の下でピクピク泳いでいた。気温は7℃程度だった。氷直下の水温は?水と氷が共存している状態だから氷点温度、0℃に近いのではないか。動きは緩慢だが、容器を叩くと下にもぐった。風が吹いてザワザワと音がした。体感で風が強いと感じるのが風速5m/s程度、最大瞬間風速はその2倍の10m/s程度。大体でも物事を数値的に把握したいと思っている。雲は南西から北東に向かって流れていた。ついでに調べた結果:わた雲 、むくむく雲という積雲(WIKIPEDIA)のようだ。雲底高度300~1500m程度らしい。雲が10m/sで流れれば、分速で600m。時速で36km/H。「関東平野を長距離移動:25~35[km/h];url=http://deztec.jp/design/10/05/03_life.html」程度のようだ。たまに空を見上げて雲が流れるのを見た。改めて地上にへばりついている自分の姿に気付く。メンテナンスの表示(風ログ):「日時: 2012年1月26日(木) 2:00 ~ 11:00 頃の予定」。FREE SOFT:デスクトップカレンダー(しののん氏作成)をインストール。このカレンダーは自作PCでも使わせてもらった事がある。久しぶりのリバイバル。先月、今月、来月の3ヶ月を縦並びに設定。デスクトップが昔に戻った気分で懐かしい。スケジュールには追われたくないがパソコンに向かうとき、月日のアナログ的把握に有効だ。

2012/1/25(水)の天気

TAVE= 2.4
TMAX= 8 最高気温(℃)  8.9  14:35
TMIN= -2.6 最低気温(℃)  -2.7  07:17
DIFF= 10.6
WMAX= 5.2 最大瞬間風速(m/s)  10.4(西北西)  13:18
SUNS= 8.7
RAIN= 0

技術 回顧と展望:理工系嫌いが進む日本の技術に未来はあるか?

日本の民生機器の稼ぎ頭であったテレビが不調で、TVメーカー各社の経営の足枷になっているようだ。昨年は地デジ移行で一時的なブームがあったが、逆にそれが需要の先食いとなり厳しさだけが残ったようにも感じる。日立のテレビで思い出すのがポンパ。トランジスタを多用して電源SW投入後の画像の立ち上がりを早めた所に、待たせないという拙速文明の目新しさがあった。ブラウン管に直ぐ絵を出すには、ヒーターを予熱しておく必要があり、ポンパを働かせるには待機電力を使っていたはずだ。最近のTVスペックを見ると、環境意識の向上か、待機電力もかなり小さくなっていた。世界が、生産や消費と言う点でグローバル化する事により、ビジネスのあり方も変わってしまった。生産力も技術力も大差が無くなると、行き着く先が価格競争。それに巻き込まれないようにするのは、技術戦略か経営戦略。日立の事業分野も非常に広く・深くなっているので多少の痛みは伴うが、問題点を早期に摘出しておこうというのが今回の発表なのだろう。その内容は、「薄型テレビ事業の再編に関するお知らせurl=http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2012/01/0123.html」として2012年1月23日に発表された。生産委託やOEMにより自社ブランドを維持しつつ、開発・生産の再編を行う。実質的には撤退へ向かうのが一般的なパターンだ。ともかく、技術力、生産力を失えばやがて市場での競争力は落ちてくる。日立の事業展開で興味があるのはHDDからの撤退。IBMから買ったビジネスを今度はWDに売却する。占有率の問題で独禁法絡みとなり当局の判断を求めているようだ。ビジネス全体の売買は、そこに働く技術者にどのような影響を与えるのだろうか。技術者も会社の状況を見て、残るか退くかを決める時代になってしまったようだ。自分を高く売るためにも自分の能力を高め、キャリアを磨かなければ、技術者も生き残れない。化石時代の技術者としては、そんな風に浮ついていてはいい仕事は出来ないと言って見たい気もしないではない。願わくば、技術者が自分のアイデアや夢を売れる時代になって貰いたい。理工系など最初から毛嫌いされている時代なのだから。

ついでに、2012年の総合人気企業ランキング(url=http://www.gakujo.ne.jp/2012/contents/ranking2012/overall.html)を調べてみた。このデータを見て、改めて製造業の人気低下を実感した。
Ninki_kigyou_ranking
YOMIURI ONLINEは、「米アップル、売上高・純利益とも過去最高;url=http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20120125-OYT8T00861.htm(2012年1月25日)」というタイトルで、「【ニューヨーク=小谷野太郎】米アップルが24日発表した2011年10~12月期決算は、売上高が前年同期比73・3%増の463億3300万ドル(約3兆6000億円)、純利益は同約2・2倍の130億6400万ドル(約1兆160億円)となり、いずれも四半期の過去最高となった。」と報じた。S.Jobs死亡後の業績変動に関心が集まっていたが、順調な業績を確保した。この明暗の落差の原因は何か。