老人の寝言:昨年の今頃は放射能汚染水が心配だったが、問題は更に大きくなっていないか

2012/3/27(火)
昨日は晴れ。早い内に落葉樹を切ろうとしているがついつい先にのびる。夕方外出。水栽培のチューリップが伸び出している。根は伸びないが葉の伸びが早くなったようだ。しばらく東京電力のホームページを見ていなかったが、東京電力ホームページは、「当社原子力発電所の全基停止について;url=http://www.tepco.co.jp/index-j.html(平成24年3月25日)」というタイトルで、「当社福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所が停止する中、柏崎刈羽原子力発電所につきましては、順次定期検査に入っておりますが、明日3月26日より柏崎刈羽原子力発電所6号機の定期検査を開始いたします。これにより、当社の原子力発電所全てが停止することになります。 昨年発生した東北地方太平洋沖地震以降、柏崎刈羽原子力発電所の運転にご理解いただきましたことについて、周辺地域の皆さまに厚く御礼申しあげます。今後、柏崎刈羽原子力発電所につきましては、定期検査を安全に進めることと並行して、安全性に関する総合評価を実施し、設計上の想定を超える地震や津波等に対する安全裕度を確認していくとともに、津波に対するさらなる安全性・信頼性向上に向けた取り組みを着実に進めてまいります。」と報じた。日本で、現在稼働中の原子力発電はたった一基だけとなった。11年3.11より一年以上経過して、東京電力福島原発事故もの記憶も少しずつ薄らいできているように感じる。忘れてならない事は減ってはいないのだが。

2012/3/26(月)の天気

TAVE= 5.7
TMAX= 10.5 最高気温(℃)  10.7  13:58
TMIN= 1.2 最低気温(℃)  0.6  05:35
DIFF= 9.3
WMAX= 7.5 最大瞬間風速(m/s)   14.3(北北西)  11:32
SUNS= 10.7
RAIN= 0

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老人の寝言:昨年の今頃は放射能汚染水が心配だったが、問題は更に大きくなっていないか

技術断想:福島原発破局回避のシナリオ(原発谷側に巨大な貯水池を作れ)http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/04/post-0324.html(2011年4月 7日 (木))が、昨年必死に考えた放射能汚染水流出防止対策だった。原子炉を水で冷却を続ける限り放射能汚染水が出る。究極の解決法は完全に循環させる事だが、原子炉の状態がいまだはっきりしていない。どこかに漏れている放射能汚染水は全くないのか。ともかく、放射能汚染水は溜まる一方だ。東京電力のホームページに、今後の貯蔵方式が出ていた。スペースが無いので、地面に穴を掘って、三重シートを敷いて、そこを放射能汚染水の貯水槽にするというアイデアだ。何か、素人の自分のアイデアに似ている。自分の場合、浸水防止は当然コンクリートを考えていた。巨大な池を作れという事だが、環境への拡散まで考えるゆとりもない。ともかく可能性として検討した。東京電力の資料によると、土木関係で三重シートは実績があるので、本気で進めそうな気配だ。しかし、よく考えてみると、ほとぼりが冷めた頃、信頼性が保証できなくとも、コストが安い方式に、切り替えようとしているのではないかという疑いが生じた。鉄タンクも、やがて敷地面積等で限界が来ることを承知で進んできたのではないか。たとえ三重シートでも、面積が広ければ、材質の不均一が生じ、ピンホールも生じる可能性が高い。ともかく、水圧がかかるのだから、各シートに小さな穴が一ずつあいても、地下への放射能汚染水の拡散は起こりうる。完全な循環方式を大至急実現して、鉄タンクや樹脂シート貯水槽はあくまでも、短期間の時間稼ぎにつかうべきではないか。以下は、東京電力の計画案だが、場合によれば、数十年以上の保管が必要になる。それ程長い信頼性が保てるのか。一般土木の問題とは別次元の問題なのだ。
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 上図の引用元:運営会議第3回会合(2012年2月27日)【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/m120227_05-j.pdf