読みかじりの記:「捨てるな、うまいタネ」 藤田 正矢 著 (2003年 WAVE出版)

2012/5/18(金)
昨日は晴れたり曇ったりの天気。朝夕作物に灌水。昼は外出。5/17のコヨミデータは、:
年月日 出 方位[°] 南中 高度[°] 入り 方位[°]
2011/5/17 4時36分 65.3 11:39:36 72.9 18時44分 294.9
昼間の時間は約14Hある。
この日の昼間の時間の日照時間は、AMEDASによると、
4時 5時 6時 7時 8時 9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時
0 0 0 0 0 0.7 0.8 0.5 0 0.1 0.7 1 1 0.9 0.2 0
その日の空模様を一行程度で正確に表現するのはなかなか難しい。雨もなく、暑すぎず外出日和であった。カボチャのポットの土が盛り上がってきた。播種から11日目位か。畑土に鶏糞を入れて用土としたのだが、発芽の気配が無く、肥料分が多すぎて種まき失敗と心配していた。苗がうまく育てば、畑で雑草と格闘してもらう。直売所で買った、最も赤色が綺麗に出ていた唐辛子のタネを採種して播いて見たが、発芽の気配はない。その辛みの成分が目に入り、涙を流して飛び上がったが、それも楽しい失敗になりそうだ。

2012/5/17(木)の天気

TAVE= 19.5
TMAX= 25.6 最高気温(℃)  26.0  15:26
TMIN= 13.1 最低気温(℃)  12.3  04:06
DIFF= 12.5
WMAX= 3.8 最大瞬間風速(m/s)  8.1(東南東)  15:27
SUNS= 5.9
RAIN= 0


Q

読みかじりの記:「捨てるな、うまいタネ」 藤田 正矢 著 (2003年 WAVE出版)

本書の表紙に、著者は「某研究所に勤務し、植物の品種改良を行うかたわら、執筆活動を行う」とある。種から育てる楽しさを教えてくれる。教えてくれるだけならそれまでだが、その気にさせ、種を播かせたら、著者冥利を味わえるのではないか。辞書でF1を引いたら、自動車のグランプリレースが出てきて育種のF1は載っていない。種から入って、生物のライフサイクルを知ることができれば、どれほど人生の理解に役立つことか。その気になれば種は身近なところにある。いざ種をまこう。ところで、育種でのF1のFとはFilialの略で親から数えて○世代の意味だそうだ。遺伝的に新しい品種は品種登録で育成者に権利が与えられる。F1には、そのような育種上の特許の独占的権利は与えられない。いわば、交配というノウハウがビジネスの基本になっているのだろう。F1から次世代、次次世代と育てて行くと、F1を作る固定種が現れてくるのだろうか。固定種はいわばパブリックドメインに属するDNAといえるのではないか。文化や歴史を考えるとどうしても、何代も世代を遡りたくなる。そこに系統という考えが出てくるが、その系統をささえるのも、雑多ないわば雑種なのかも知れない。