食べて生きる(愛しきもの 花と実):スイカズラの香りをビン詰めにできないか

2012年6月18日月曜日
昨日は午前まで雨。午後晴れ。これまでに、ME機の短縮型KBをIBM FULL KBに変更。5ボタンマウス復活。初期のIBM純正パソコン(DOS/V VER4頃だったか)には、がっちりとして、カチカチといううキータッチのKBが付属していた。現用のIBM KBは安物感たっぶりの極普通のキータッチだ。最近はまたも、一年前のME機のフリーズ⇒再起動という悪循環にはまっている。

2012年6月17日の天気

TAVE= 23.7
TMAX= 32.4 最高気温(℃) 32.4 14:01 
TMIN= 18.3 最低気温(℃) 18.1 04:53 
DIFF= 14.1
WMAX= 6.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 11.8(北北西) 13:44 
SUNS= 6.1
RAIN= 8

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食べて生きる(愛しきもの 花と実):スイカズラの香りをビン詰めにできないか

花の命は短い。花が芳香を放つ期間は更に短いようだ。今年もスイカズラの芳香を楽しんだ。でも、それがスイカズラだと気付く人も少ないだろう。調べてみると忍冬酒というのが昔はあったようだ。地方の銘酒として一部残っていたり、復活された例もあるようだ。凡人が興味本位でやることも面白いのではないか。自分専用の秘酒。酒というより、酒というアルコール成分でスイカズラの香りを抽出・保存できないかと思って実験した。

スイカズラの花を摘み、洗わずそのまま健康飲料のビンに詰め込み、そのビンの中に、35度のホワイトリカーを、ビンが一杯近くなるまで注ぎ、ふたをするだけだ。ホワイトリカーは抽出薬のようなものの積もりで使っている。梅酒や果実酒と同じ考えだ。しばらく経ってから、わくわくしながらビンのふたを開けて、ニオイを嗅いでみた。何と健康飲料のニオイがするではないか。更にしばらくしてニオイを嗅ぎ直すと健康飲料のニオイも少なくなったがまだ残っている。健康飲料のラベルを調べると香料も入っている。消費者はかなり強烈な媚薬を嗅がされているようだ。

昔は、人の用便を溜めて置いて作物の肥料として使った。それをタメと言っていた。それを畑に運んで施肥する作業を溜め担ぎと言った。父の体調がすぐれない時だったか、1~2度その仕事をした記憶がある。溜め担ぎも水洗便所の普及で無くなった。こどもの頃はそのタメのニオイがあちこち漂っていた。遠くから微かに香る、タメのニオイを子供達は田舎の香水と言ってはしゃいでいた。溜め汲みをする老農夫をはやし立てた。そのおっさんが溜め汲み棒を振り上げて追いかけてくると一斉に逃げた。

極微量の田舎の香水はまったく嫌悪すべきものではない。むしろ好ましさもあると香料研究者も認めているとか見たか聞いたかした記憶も残っている。ともかく、嗅覚は微量になるほど良くとぎすます必要がある。そういう意味で現代は、あらゆる商品やサービスで五感は麻痺寸前だ。
Suikazura_sake