2013年6月4日(火)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 29.4 14:25。ざっそう句:無手勝で たわわに実る モモを切る。桃の木枝切り。ヤブガラシを堀上げる。落葉果樹の整姿剪定は冬の仕事だが。冬では葉が無いのでイメージが浮かばない。夕方、視界確保のため、畑の三角部のベニカシワを堀上げる。広辞苑によると無手勝流とは、塚原卜伝の故事から生まれた「戦わずに勝つ」極意戦法のようだ。 ヤブガラシを掘る極意は、茎が地上に出た所を探し、そこから10㎝ほど指で掘り下げて、横方向に走る根を掴んで引き抜く。地下横方向に這う根は意外に無防備のようだ。ふかふかの土の場合有効。ヤブガラシはビンボウカズラの異名があるが、ヤブガラシに負けてしまうと、悲惨な気持ちになり、ビンボウカズラを思い出す。
2013年6月3日の天気(AMEDAS)。
TAVE= | 21.2 | NO DATA |
TMAX= | 29.2 | 最高気温(℃) 29.4 14:25 |
TMIN= | 13.6 | 最低気温(℃) 13.1 04:46 |
DIFF= | 15.6 | NO DATA |
WMAX= | 4.6 | 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.1(東南東) 17:33 |
SUNS= | 13.1 | NO DATA |
RAIN= | 0 | NO DATA |
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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):「鶴舞う 形の 群馬県」をイメージした童謡の父石原和三郎が見た桑の葉
群馬県人にとって、上毛カルタの「鶴舞う 形の 群馬県」という一札は、自分を古里群馬と結びつけてくれるキーワードになっていると思われる。
昨年、「ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):「鶴舞う 形の 群馬県」のルーツを探る(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/10/07/)。(2012年10月7日日曜日)」という記事を書いた。そのルーツを探ると、石原和三郎の「上野唱歌」の挿し絵まではたどれそうだ。
その「上野唱歌」の表紙に描かれたのは「桑の葉」と蚕が蛹からかえった「蛾」の姿であり、とまどってしまった。しかし、その絵は、養蚕の繭という成果がでる過程で欠かせない段階を示している教育的見地からは意味深いメッセージを込めているのではないかと思った。
自分も少年期には家の手伝いとしてクワツミをさせられた。両手の人差し指にクワツミ
の刃を挿して、桑の木から葉を一枚ずつ摘む単調な作業であった。摘んだ桑は、竹で編んだカゴにぎゅうぎゅうに詰めて家に持ち帰り、計りで測った。その重量から、カゴの重さを引いた正味の作業量に応じて小遣いをくれた。頑張れば、頑張っただけ多くもらえたので、兄弟で競争するように頑張った。
「上野唱歌」の表紙の桑の葉の形状を見ると、葉の切れ込みがかなり深いのが気になっていた。切れ込みが深すぎるのではないかと思った。最近、境界木として残ってる桑の木に、桑の実がなったので、それをつまんで食べてみた。それほど甘くはないが、ほのかに桑の香りがした。
ついでに、改めて、その桑の木の葉を調べてみた。同じ木だが、切れ込みの深い葉と、切れ込みのない葉があった。その理由ははっきりしないが、「上野唱歌」の表紙の桑の葉も忠実に描かれているように感じた。その桑の葉を並べてみた。蛾の姿も正確に描かれているように感じる。