ハトよ 鳴いておくれ:愛しき古里:平成25年大晦日の伊勢崎駅前風景

2014年1月12日(日)
昨日は晴れ。最低気温(℃) -3.4 07:35。ざっそう句:製糸場 煙見上げる 女工かな。宅内閑居。一仕事終わって何となく遊び心が出てきた。どうも年をとると、手足を動かさず、口だけ動かすようになるようだ。今年は手も動かすゾ。そこで、思い出したのが、富岡製糸場の煙突の事。富岡製糸場と絹産業遺産群がユネスコの世界遺産になるか今年が正念場の年だ。明治政府が一番恐れたのが黒船。あれこそ、西洋の産業革命を引き起こした蒸気機関で動いているのだ。富岡製糸場は黒船の産業版だ。製糸場のシンボルはあの煙突なのだ。偉大なるかな明治の政治家達。今の政治家は兵器遊びしかできないのか。あの煙突から煙を出させて見たい。そこで、ロウテクでチャレンジ。

「翌三月一日早朝、坂本を出立致しまして、たしか安中(あんなか)の手前を左に折れ、段々参りますと、高い煙突が見えました。一同いよいよ富岡が近くなったと喜びも致しましたが、ここに初めて何となく向うが気遣わしく案事(あんじ)られるように感じました。それより富岡町に着致しまして、佐濃屋と申す宿屋に入りましたのは未だ早う御座いましたから、町を見ますと、城下と申すは名のみで、村落のような有様には実に驚き入りました。」(富岡日記:和田英;http://cruel.org/books/tomioka/tomioka.pdf)。この和田英の富岡日記のpdfで「煙突」を検索すると、上記の一箇所だけあった。まさに、あの煙突が明治初期の富岡のランドマークであり、和田英達を迎えてくれたのだ。

富岡製糸場の煙突から煙を出させる実験動画 
mob_entotukemuri_ts_exp.mpgをダウンロード
ファイル=1.12 MB (1,179,648 バイト)
関連記事=「ツルよ 飛んでおくれ(技術 回顧と展望):富岡製糸場の煙突から煙が?(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/04/post-c5af.html)。(2013年4月2日火曜日)」。

作成の種明かし。静止画を加工してそれを順番にスライドショーで写し、それをデジカメ動画撮影するだけ。アア~疲れた。少しはボケ防止になったかな。

2014年1月11日の天気(AMEDAS)

TAVE= 2.7 NO DATA
TMAX= 8.5 最高気温(℃) 9.5 13:53
TMIN= -2.2 最低気温(℃) -3.4 07:35
DIFF= 10.7
WMAX= 3.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 12.4(西北西) 14:04
SUNS= 7.6 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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ハトよ 鳴いておくれ:愛しき古里:平成25年大晦日の伊勢崎駅前風景

平成25(2013)年の出来事として、JRと東武の高架化工事が完成して新しい伊勢崎駅が運用を始めた事が伊勢崎市の歴史に残るだろう。駅と駅周辺の姿はまだ変貌中だ。昨年の大晦日に伊勢崎駅周辺を見て、又一つ新しい変化が起こりそうだった。

駅前の、食堂と自転車店に張り紙があった。駅にモット近い所に移転して新装オープンするらしかった。そうするとあの店舗も取り壊しになるのだろう。自転車店にも張り紙があったが、今後どうなるか分からなかった。

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これから生まれる者や新しい伊勢崎駅を利用している者にとって、新しい伊勢崎駅が記憶に残ってゆくだろう。老人達はもうじきこの世ともオサラバだ。そんな事を思うと新年が新しくまた愛おしく感じる。「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」という言葉は一休宗純が遺した言葉だそうだ。老人達がこの世に残して行く物事もまったく無駄でもなかろう。

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