老人の寝言;老人の妄想:放射能の本当の怖さはだれが一番良く知っているのか?

2014年3月23日(日)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 12.6 13:42。最低気温(℃) 2.3 05:55。ざっそう句:花粉症 風邪が重なり ああ辛い。杉花粉が飛散しているのか花粉症の症状が出ている。鼻がムズムズ。おまけに変な空咳も出る。あまり調子が良くないがマスクをして竹藪に入り竹切り。竹切りの翁2回目だ。切り倒すのはノコかナタ。その後、ナタで枝落し。枝が付いていると始末が悪い。切り続けることXX時間。ようやく竹の下から倒伏した豚舎が姿を現した。余り強くないが風邪が吹くとまだ竹がざわざわと葉ズレの音を出す。一人で作業していると、その音がまた何ともしがたい寂寥感となり迫ってくる。前途多難。竹の上部には、鳥の白いウンチが沢山付いている株もある。年一回のタケノコの収穫だけの竹藪だ。鳥にとっては安心して眠れるネグラなのだろうが。花粉症(K)と風邪(K)が重なった症状を2Kハイブリッド症候群と名付けてみた。俗に「3K」(きつい、危険、きたない)と言われるが、竹切り仕事もしたくなさでは2K程度になる。 

2014年3月22日の天気(AMEDAS)

TAVE= 6.9 NO DATA
TMAX= 12 最高気温(℃) 12.6 13:42
TMIN= 2.6 最低気温(℃) 2.3 05:55
DIFF= 9.4
WMAX= 6.6 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 13.0(北北西) 14:29
SUNS= 11.7 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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老人の寝言;老人の妄想:放射能の本当の怖さはだれが一番良く知っているのか?

上毛新聞は、「ワカサギ持ち帰り解禁 セシウム低減3年ぶり 赤城大沼 。;(更新日時:2014年3月15日(土) AM 07:00))」というタイトルで、「福島第1原発事故の影響で魚の回収を条件に氷上釣りが認められている前橋市の赤城大沼のワカサギについて、県は14日、「安全性を確認できた」として同日付で規制を解除し、魚の持ち帰りを認めると発表した。11日の放射性セシウムの検査結果は1キログラム当たり82ベクレルで、この日を含め8回連続で食品の基準値(100ベクレル)を下回った。持ち帰りを含む全面解禁は2011年3月以来3年ぶり。」と報じた。

群馬県はは、「赤城大沼のワカサギに対する「持ち帰り自粛」について(蚕糸園芸課)。;http://www.pref.gunma.jp/houdou/f2300351.html。(【3月20日】))」というタイトルで、「赤城大沼のワカサギについては、放射性物質の安全検査を重ね、安定的に基準値を下回ったことから、3月14日に県の出荷自粛要請を解除したところです。 しかし、国からさらなる安全性確保に対する指導があったことから、県として、赤城大沼漁業協同組合に対し、3月末の漁期終了までの間、ワカサギの「持ち帰り自粛」を要請しました。1 要請期間    平成26年3月21日から平成26年3月31日まで 」と報じた。

有害物質の摂取基準量で絶対というものが無い。有害物質は、理想ならゼロとすべきだ。そこで、利害得失を考えて基準値という線引きが行われる。その線引きを誰が行うのか、法令上は責任者がいるのだろうが、庶民は、その限界量を知っても、具体的に測定する事はほとんど不可能だ。上記の二つのニュースは、県と国の判断が異なり、県が喧嘩に負けたような印象を持つ。上毛新聞も、一週間ほどで県の判断がひっくり返った異常さを囲み記事で解説している。

ここで老人の妄想、老人のヒガ見を通して、虫眼鏡のように見ると、お役人の縄張り争いのように見える。国のお役人からすれば、お伺いがあれば、まあでかい顔で指導やアドバイスができるのだろうが、勝手に持ち帰り解禁をされてはメンツが立たないと考えたように見えてしまう。要するに、お役人の縄張り争いだ。ここで、議論を徹底して行えば、問題が見えてくるのだが、神経戦で終わっているようだ。

WIKIPEDIA「セシウム。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0)」、によると「人工的に作られる(ウランの核分裂により生ずる)セシウム137は、半減期30.07年の放射性同位体である。~(化学式略)~。体内に入ると血液の流れに乗って腸や肝臓にベータ線とガンマ線を放射し、カリウムと置き換わって筋肉に蓄積したのち、腎臓を経て体外に排出される。セシウム137は、体内に取り込まれてから体外に排出されるまでの100日から200日にわたってベータ線とガンマ線を放射し体内被曝の原因となるため、危険性が指摘されている。セシウム137に汚染された空気や飲食物を摂取することで、体内に取り込まれる。なお、ヨウ素剤を服用してもセシウム137の体内被曝を防ぐことはできない。 セシウム137は医療用の放射線源に使われているが、1987年には、ブラジルのゴイアニアで廃病院からセシウム137が盗難に遭った上、光るセシウム137の塊に魔力を感じた住民が体に塗ったり飲んだりしたことで250人が被曝、4人が死亡する大規模な被曝事件が発生している(ゴイアニア被曝事故)。」

WIKIPEDIA「セシウムの同位体。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%90%8C%E4%BD%8D%E4%BD%93)」

要するの、放射性セシウムは半減期が長く、体内に蓄積され、体内被曝の原因となるという科学的知見があるのは明確だ。県の公表文書では「放射性物質」と言っているが、それがセシウムであるとは明言していない。

更に、最近の測定結果を調べると、群馬県は、「放射性物質に対する水産物の安全検査について(第102回)(蚕糸園芸課)。;http://www.pref.gunma.jp/houdou/f2300349.html。(【3月14日】))」というタイトルで、「県では、赤城大沼のワカサギについて放射性物質の安全検査を行いました。 検査結果は、基準値以下でした。 この結果を踏まえ、赤城大沼のワカサギに対する県の「出荷自粛」要請を解除しました。1 検査結果判明年月日 平成26年3月14日」と報じた。その具体的な数値は:放射性物質の濃度「Bq/kg」(検出限界値)= セシウム134:22 (5.72); セシウム137:60.3 (4.56); 合計値 :82 。ちなみに、半減期はセシウム134:2.0648 y(年);セシウム137:30.17 y(年)である。半減期と放射性セシウムの混合比率から、放射能は減少しつつもかなりの率で残存する可能性もありそうだ。特に、赤城大沼は、河川と異なり、沼の水の入れ替えは少ないと予想される。また、WIKIPEDIAによるとセシウムは生物濃縮がされる可能性があるとされている。

県と国の判断の違いが、何にあるのか。許容値は、核種毎に決めるのが理想だがそれは不可能だろう。しかし、時の経過毎に半減期の短い放射性物質は低減し、半減期の長い放射性物質が残ってくるのも事実だろう。同じ基準でも、時の経過と共にその基準の意味が変わると考えた方が良いのか。見方によると、赤城大沼のワカサギの放射性セシウムは、基準値前後を維持する可能性も否定できない。放射性物質が赤城大沼を含む自然環境巡回系でどのような挙動をしているのかはまだ未解明ではないか。県は、その辺を考慮して、早めに解禁して実績作りに賭けたのか。

国も県も、問題の本質をしっかり県民に説明して、問題点を知らせるべきだ。「基準値(魚類):放射性セシウム(セシウム134とセシウム137の合計)100 Bq/kg 」が絶対的な数値では無い筈だ。また、被曝効果も年齢により異なるだろう。特に細胞分裂の旺盛な幼児等では内部被曝が大きく影響する可能性も大きくなるだろうと推定できる。県は、今回の措置に対して、今後ともしっかりフォローする責任があるのではないか。

「環境雑録:歴史の転換:道の駅「赤城の恵み」の情報コーナーに線量計発見!(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2014/02/post-9542.html)。(2014年2月7日(金) )」

キーワード:ワカサギ持ち帰り、赤城大沼、出荷自粛、安全性確保、放射性セシウム、半減期、体内被曝

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