2014年8月13日(水)
昨日は断続的に雨。最高気温(℃) 26.9 00:13。最低気温(℃) 20.9 24:00。ざっそう句:蚊に喰われ 祖霊と語る チガヤ綯い。宅内閑居。雨間に一昨日採取したチガヤを縄に綯った。縄に綯うには乾燥して適度の水分を含むと綯いやすい。天気が悪く乾燥が進まない。縄綯いをするのは正月とお盆の伝統行事の時だけになった。縄綯いも昔の農作業では実用的な技術だったが現在ではその実用性がほとんど無くなった。それでも伝統行事はすぐに廃れないので何とか辻褄合わせが必要だ。地鎮祭の時、正方形の四隅に竹柱を建て縄を巡らせるが何か盆棚と似ている。縄は俗人界と神・霊が座す聖域の結界を象徴するもののように感じる。当地区には不動尊が祭られている。不動明王は仏教の流れなのだろうが、祭典には神道の宮司が来て祝詞を上げる。昔、と言っても2~3百年前ほどだが、疫病が流行ると神仏以外に頼るモノが無かったようだ。当地区にも当時は加持祈祷を行う修験者や行者がいたようだ。地区内にある、行者山、不動堂、庚申塔等が当時を伝える遺物のようだ。エボラ出血熱が流行して千人以上の死者が出ており、未承認の治療薬を限定的に使用する対策がとられたようだ。医薬が効かない流行病は現代も昔も脅威なのが分かる。
2014年8月12日の天気(AMEDAS)
TAVE= | 23.2 | NO DATA |
TMAX= | 26.1 | 最高気温(℃) 26.9 00:13 |
TMIN= | 21 | 最低気温(℃) 20.9 24:00 |
DIFF= | 5.1 | |
WMAX= | 2.7 | 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.1(北北西) 11:14 |
SUNS= | 0 | NO DATA |
RAIN= | 27 |
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日々農天気:二回目トウモロコシの収穫(期待外れ?)
二回目トウモロコシの圃場は、土壌の肥料成分もたっぷりあり、生育状況は順調であった。いよいよ最後の開花結実の場面になった。茎がひょろひょろと長く伸びて、その上に雄穂が開花するまでは順調だった。
ある日、強風が吹いたのか、かなり倒伏した。ところで、トウモロコシは風媒花だった。茎が高く伸び、その上に雄穂を付けるのは、花粉を広範囲に飛ばすには最適な戦略のようだ。
一方、背丈が高くなると強風が吹いた時の風圧も強く受ける。倒伏してしまうと、最適と思っていた戦略が最悪の戦略になってしまうのではないか。
我が家の、トウモロコシはどう考えたか不明だ。トウモロコシの花粉は、授粉が十分行われるまで、かなりの期間飛んでいるのか。サヤに実を付ける準備が十分出来ていても、受粉が出来ないので実が付いてないような症状が見える。
トウモロコシの房の先端にでる糸状のものが、雌しべの筈だが、その名前が分からない。調べてみると絹糸(シルク)というそうだ。(「スイートコーンの作り方(戸沢秀男著:農文協)」)。絹糸が房に付いている実までつながっている。従って、絹糸の先端に付着した花粉は、絹糸を伝わって実の部分で受精する。実が育っていない部分は受精が出来ていないという事だろう。
上記の本によると、雄穂が先に熟して花粉を飛ばし、その後に雌穗が熟すとの事だ。多くの雄花からDNAを取り入れる戦略だそうだ。それにしても、トウモロコシが正常に育てば、隙間無くびっしり種子が付くほどの受精効率を持っているのにはビックリする。