ハト(鳩)よ 鳴いておくれ:愛しき古里:鯉沼の護岸工事再開(2015年後半);待ち切れぬ ツツジちらほら 狂い咲き。1511。

2015年11月10日(火)
昨日は曇り。最高気温(℃) 19.2 12:15。最低気温(℃) 13.0 06:12。ざっそう句;待ち切れぬ ツツジちらほら 狂い咲き。駅まで用事外出。帰路、公園を散策。丁度、遊園地が開場した。職員は自分の持ち場の清掃をして来客を迎える準備をしていた。公園北側の菊花展を見る。こちらも準備中で、ゆったりした気分で見物。銀杏の黄葉がきれいだ。ツツジがちらほら咲いている。既に花芽は出来て、開花OKと感じた蕾が咲き出すので、狂って咲くわけでもないだろう。長い進化の歴史の中では、少数の例外的な開花が種の保存に役立って来た可能性もあるのではないか。畑を見ると無数の雑草が芽を出している。

Iob_kikutenji1511
2015年11月9日の天気(AMEDAS)

TAVE= 16.2 NO DATA
TMAX= 18.7 最高気温(℃) 19.2 12:15
TMIN= 13.1 最低気温(℃) 13.0 06:12
DIFF= 5.6 NO DATA
WMAX= 1.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 3.9(東南東) 11:42
SUNS= 1 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA


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ハト(鳩)よ 鳴いておくれ:愛しき古里:鯉沼の護岸工事再開(2015年後半)

稲作シーズンが終わり、潅漑用に配分されていた用水も少なくなっているようだ。護岸工事のため、鯉沼へ取水する堰も閉じられ、沼底が見えるようになっていた。稲作シーズンに入るまで続いていた護岸工事が、そろそろ再開されるだろうと思っていたが、現場を見る機会がなかった。

先日、超老人モードで出かけたついでに鯉沼近くを通ると既に工事は始まっていた。取水を止めた直後は、沼底に草も無く、黒一色であったが、その後水分が少ない部分に雑草が生え、緑色になっていた。

Iob_koinuma1511 注:右端の画像は国土地理院のデータより鯉沼部分を切り出して引用

ため池として使っている時は、長期間水を貯留しないでいる事は、ほとんど無いようで、沼底が緑色になるのを見る機会は、今まで記憶が無い。幼少の頃、鯉沼の北側は、堤防で区切られた小さな沼があり、その堤防が竹の簀の子のような物を介して取水していたような記憶がある。沼の南側の広い方で鯉の養殖をしていたので、竹の簀の子は鯉が逃げるのを防止する役目があったのかも知れない。北側の小さい沼の役割は聞いた記憶は無い。水深は浅く、マコモやヨシのような水生植物が繁茂していた。自然に任せれば、ため池開鑿以前の湿地帯にもどってしまうのだろう。

鯉沼の北側は古来からの沼地の様相を示していたのかもしれない。掛矢清水から湧き出した清水が、この北側の沼に流入していたようだ。掛矢清水と鯉沼の間は、湿地帯で、水田として使われていた。鯉沼の南側も水田であるが、北側同様水はけがわるい湿田であった。暗渠の設置等土地改良により、水はけは良くなったらしいが、まだ湿田の性質は残っているようだ。

鯉沼周辺は、上部国道、北関東道、土地改良等々で大きく変わった。鯉沼もその影響を受けて少し変わったが、今まで大きな変化はなかった。幼少時に、鯉沼の氾濫で養殖されていた鯉が逃げて、地域の人がそれを川や田圃で捕獲した事があった。多分、この時の氾濫対策で、比較的低地であった南岸と東岸の堰堤がコンクリート化されたのではないか。

昨年まで、沼の中のコンクリート堰に記録された年代をデジカメ画像から読み取ると昭和32年と書かれているようである。この年の台風10号が日本に上陸している。最初の護岸工事はこの頃行われたのだろうか。今回の護岸工事は、東岸を除いて、南岸と北岸が終了し、西岸の工事が始まっている。鯉沼の歴史では、かってない大きな変化が起こっているわけだが、周辺の住民にどのような影響を与えて行くのか気になる。

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