2017年6月20日(火)
昨日は曇り。ざっそう句;空梅雨や ミミズの涙 雨を呼べ。ここ数日は痛手を負った老ライオンの如く外の景色も見ずに薄暗いねぐら生活。家族があれこれと気遣ってくれるのが有り難い。少し元気が出てきたので新参の中古デジカメを持って畑の様子を撮影。撮れた画像はやや暗かった。天気が曇りなのでそれで正常なのか。
今年は落花生バトルに踏み込んでしまった。芽出ぬなら出るまで待とう落花生と徳川家康風の対応をしていると肝心の落花生の種子は腐ってしまうのだ。芽出ぬなら出させてみよう落花生と織田信長風にギアチェンジ。そこで、残されたチャンスは先日スーパーで買った食用の中国産の生(ナマ)落花生。中国産の加工落花生は日頃お世話になっている。広大な中国には落花生の栽培適地があるのだろう。生落花生が日本市場まで流通するのだから、それと付き合うのも何かの縁。錆び付いた体を動かして何とか少量播種。その後、柿本人麻呂ならぬ柿の木本の人麻翁になってセルトレーのナスをポット上げ。無心で土いじりをしているとまさに畑のミミズの気分だ。歴史に名を残す等は下司が真夏の夜に見る夢のごとしだ。多分数億年も変わらぬ姿で生き抜いてきたミミズのお言葉だ。そのお言葉は人間がミミズになったつもりでようやく聞こえてくるかきないかのかすかな響きだ。仕事を終えて、唯一個だけ収穫時期まで来たキャベツをお土産にしようとその所在場所へ行くと無い!手ぶらで戻ったが、昼食にそのキャベツが出てきた。かみさん曰く、これおとうさんのキャベツ。オレ曰く、こいつは収穫まで来た唯一のサバイバーだ。昼寝をしたが、眠りすぎるほど良く寝込んでしまった。
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日々が農好天気:半端道楽:飽きずに落花生栽培に挑戦!その途中結果:中々良いゾ!
体調が回復してきたので、畑仕事を再開中。現在、「飽きずに落花生栽培に挑戦中」なので、先ず、落花生種子を数回蒔いて、その最終回の結果を見る事にした。家の中で、ごろごろしつつ、畑の様子を想像しつつ、思いついたキーワードは「ミミズの涙」。落花生栽培で右往左往しているのは、まさにミミズの頭脳のようではある。
「日々が農好天気:半端道楽:飽きずに落花生栽培に挑戦!;シガラミや 離脱宣言 して見たい。170603。(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2017/06/post-0d1d.html)。(2017年6月 3日 (土))」(この記事へのリンク)
前回、播種した種子数はたった10粒。数が少ないので、少数例から使える情報を引き出す必要がある。そこで、実験計画を立てる。露地蒔きグループA(最も露地栽培に近い)に4粒、ポットに細工をしないポット蒔きグループB(保水量が少ない)に3粒、ポットの底面にレジ袋を敷いたポット蒔きグループC(保水量が多い)に3粒。
適正発芽温度は25~30℃。発芽問題がある品種の発芽率を調べる場合、温度が気温なのか地温なのか等をしっかり把握する必要があるのだろう。今まで、漫然と気温と考えた来たが、落花生に関しては、種子に伝わる熱が問題なのだろうという仮説を立てて実験を計画した訳だ。
Googleにてキーワード「仮説」で本サイト内を検索(https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#hl=ja&q=%E4%BB%AE%E8%AA%AC%E3%80%80%E3%80%80site:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/)(このKWで検索)
既に、発芽フェーズは過ぎているので、結果を判定できる。良好:〇、辛うじて発芽:三角、種子が腐った:×。
層別した条件と発芽結果をまとめると、やはり培地の水分条件が影響していると分かる。これは、WEB情報で得られる情報でもあるが、既知情報を丸呑みでは応用が利かない。
〇 △ ×
A 2 2 0
B 2 1 0
C 2 0 1
注意すべきは地中の水分コントロールとしての灌水。かなり主観的で、発芽率最高を目指して山勘で灌水量を調整した。Cの場合灌水量を従来より少なめにしたが、結果として腐った種子が生じた。
Bの場合は、普通にポット蒔きした物を苗箱で管理。苗箱が、水分制御に関係すると思われるが、その関与程度は不明。
Aの場合は露地への播種で、一般の場合に最も近い。だが、この期間は乾燥している場合が多く、灌水+降雨が地中成分を決めていた思われる。
以上をまとめると、早く芽を出せ柿の種と過剰に水くれをすると、発芽を失敗させる事になるようだ。
普段考えない、培土内の水分と地温はどうなっているのか。
Googleでキーワード「落花生 発芽 地温 地中水分 」を検索(https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=ssl#hl=ja&q=%E8%90%BD%E8%8A%B1%E7%94%9F%E3%80%80%E7%99%BA%E8%8A%BD%E3%80%80%E5%9C%B0%E6%B8%A9%E3%80%80%E5%9C%B0%E4%B8%AD%E6%B0%B4%E5%88%86%E3%80%80&btnK=Google%20%E6%A4%9C%E7%B4%A2)。(このKWで検索)
Googleでキーワード「落花生 発芽しない 種子が腐る 原因 地温 地中水分」を検索(https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=ssl#hl=ja&q=%E8%90%BD%E8%8A%B1%E7%94%9F%E3%80%80%E7%99%BA%E8%8A%BD%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%80%E7%A8%AE%E5%AD%90%E3%81%8C%E8%85%90%E3%82%8B%E3%80%80%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%80%80%E5%9C%B0%E6%B8%A9%E3%80%80%E5%9C%B0%E4%B8%AD%E6%B0%B4%E5%88%86%E3%80%80&btnK=Google%20%E6%A4%9C%E7%B4%A2)。(このKWで検索)
落花生の発芽不良と種子が腐る原因に関してのWEB情報は少ない。日頃、畑土を掘り返していると、地中の垂直水分分布が現れる場合がある。発芽に必要な地中水分濃度は、種子周辺で満足されている必要があるのだろう。余り地中水分濃度が高すぎると、地表面に日光が当たっても水蒸気蒸散で地温を奪って、地温上昇が低く抑えられるのか。
見方を変えると、発芽開始をしても、その周辺の雑菌が繁殖して、種子を食べる=種子の腐敗に向かってしまうのか。ともかく、発芽のトリガーがかかっても、その後の地中の水分状況等で、苗が生長する方行に進まないと、雑菌の餌食になってしまう場合もあるのだろう。
尚、今回播種した種子の発売元は株式会社ウタネのもの。生産地は栃木県。発芽率は80%以上。この数字は意欲的に見える。ともかく9/10は種子が生きていたのは実験の通り。種子が生きていても、死んでいても播種後に腐った症状が出る。
世間の諸問題のように結論は先送り。来年があるさ。こりずに来年も落花生栽培が出来ると有り難い。
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2017年06月18日 伊勢崎(イセサキ) | ||
TAVE= | 21.2 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の平均値 |
TMAX= | 23.2 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値 |
TMIN= | 19.4 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の最小値 |
DIFF= | 3.8 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値と最小値の差 |
WMAX= | 1.8 | 毎正時のアメダス観測値(風速)の最大値 |
SUNS= | 0 | 毎正時のアメダス観測値(日射)の合計値 |
RAIN= | 0 | 毎正時のアメダス観測値(雨量)の合計値 |
1日の極値 | データ | 時刻 |
最低気温(℃) | 19.3 | 6:15 |
最高気温(℃) | 23.9 | 14:36 |
出典=気象庁 | 参照⇒ | AMEDASへのリンク |
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) | 4.2(南南東) | 23:11 |
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